otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

ネコの看護婦さん

一昨日から、体調不良。気温の上下が激しいせいか、あるいはコナラ、くりなどの花粉がぶんぶん飛んでいることからくる花粉症か?体中痛いし、鼻水は止まらないし、熱っぽく、昨日は独りで店番だったのでだましだましやっていたが、帰宅したとたん布団に撃沈した。
布団の中でうんうん唸っていると、ベル公が様子を見に来てくれた。

実は私は二段ベッドの上の段を住処としているのだが、なんとベルはそのベッドの梯子を器用に一段ずつ上って、桟の間から入ってくるのだ。元来ネコは高いところは大好きで、かなりの高さでも一気に飛び上がったりもするが、梯子を上ることができるとは思いも寄らなかったので、初めて目撃したときは感動した。しかも上ることも、降りることもできる。

ベル梯子を降りるの図。

ネコが布団の足元に丸くなると言う話を聞くが、ベルは身の危険(ふみつぶされる)を感じるのか、生まれてから一度もそういうことはない。
その代わり、布団に入って本を読んでいたりすると、枕元に来て積んである本を枕に寝ていて、こちらが灯かりを消して寝入ろうとすると、では私はこれでと、さっさといなくなる。
昨晩また梯子をとんとんと上がり、枕元にきたが、いつもと様子が違うと思ったのか、ねっころがらずに香箱を作って、長い間私の横に付き添っていてくれた。心配していたかどうかはわからないが、まあ私は彼女にとって大事な世話人なので。こんな晩に、もぐらでも採ってきたら怒られるぐらいのことはわかったのかもしれない。しばらくうとうとして目が覚めたら、もういなかった。
絶妙な距離感と言うものを彼女は持っている。

これでお茶でも運んできてくれると、たたみいわしの一枚もご馳走するんだが…。ま、いいか。