otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

やり過ごしてゆけば、

otobokecat2008-06-19

■ウグイスカグラの赤い実→

体も気持ちもあまり軽くはないが、今は先のことだけ考えて体を動かすことが肝要かと、起き上がる。
みると空模様も体調に似たり寄ったり。空気は湿気を含み、いつ雨が落ちてきてもおかしくない様子だったけれど、不思議と山は見えた。最後までほくろのように残っていた雪の塊が、いつの間にか消えていた。

二時過ぎに店へ出かけて番頭N氏と交代する。こんな天気の日だから閑古鳥かと思いきや来店者あり、売り上げもあり有り難い。
『日和』の原稿締め切りが、思い込んでいたよりも10日ほど早いことがわかり、店番しながら本を読み、作文をごそごそと。本を読みつつ店番という構図は、いかにも古本屋の典型的な店番の図のようでいて、実はこれが初めてだ。本の掃除をして、値をつけてといった事務作業に追われていることが多い。
店番中に作業ができなかったので、店を定時に閉めてから、夏に向けて面陳の棚の模様替えなどを少しする。やはり活きのいい本屋でありたいので。本当はもっと大胆にやったほうがいいのだが。

【お知らせ】
売り切れていたサルビアの履き心地抜群の婦人もの靴下が入荷しました。新柄もあります。

■枕の友ひとつの文壇史 (講談社文芸文庫) [ 和田芳恵 ] 
      ■ウグイスカグラの花:参考〔早春〕