otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

夏の予感・・・

otobokecat2008-06-22

まだ痰が切れなくて、すっきりしないが、明日は「ブーメラン・マンデー」なので、そうも言ってられない。
しかもいよいよ、そろそろ繁忙期に突入近しとあって、夏本番前では明日が最後の仕入れになるかも知れず、手持ちのサプリメントなどを口に放り込み、一応気合などを入れている。

玉村豊男さんの『雑文王 玉村飯店―essays & columns1973~1989』文藝春秋 1990の後半に軽井沢狂騒曲のような文章が載っているが、これは20年前のこととはいえまさにそのとうりで、夏場の軽井沢はかなり特殊な土地となるのだ。(この本には内側から見た軽井沢の様子が書かれてある。)
軽井沢と言うブランドは、もうだいぶ地に落ちた感があるが、それでもまだ知名度は高く、たとえばカードの住所変更などを電話ですると、本来こういった時には私情を挟まないであろう電話の受付の人が、転居先の住所を告げたとたん、「いいところですねぇ」と言ってくれたりする。「はぁ・・・。」という私。むきになって否定してもおかしいし、嬉しそうにしても変だし。
別荘を持ったり、ホテルやペンションに滞在したりする人にとっての軽井沢は高原の爽やかな軽井沢かもしれないが、ここで商売をしたり、警察官や消防隊、医者、交通機関に従事した人などにとって、7月後半からの二ヶ月は「魔の二ヶ月」となり、爽やかとは程遠い。なにしろたとえ家族で亡くなった方があったとしても、葬式は秋までしないのだという。
日頃週4日しか開店しない当店も、さすがに夏は臨戦態勢となる。追分は軽井沢ではないと、ほとんどの追分人は思っているのも事実だが、一応行政的には同じ町内であり、様々な面で余波を受ける立場にある。
生活的には、むしろ西隣の御代田町にお世話になっているが。

こういっためりはりのある本屋は、非常に珍しいと思う。ご利用いただくお客様にもこの特徴を逆に利用していただき、ご活用いただけると有り難い。例えば今日のような、6月のじゃんじゃん雨が降る日曜日の午後などは、靴を脱いでドライな状態で、比較的ゆっくり本と音楽と喫茶で過ごしていただける空間の値は千金。しかもこういう日のお客様はとても静かな方が多い。
一方、真夏の午後、室内の電燈や道路の照り返しまでも暑く感じる時は、ご家族連れのお客様も多くだいぶ賑やかで、混雑してしまったりする。

さて、そろそろ明日に備えてこの辺で。


■雨でやわらかくなった地面をラッセルする人は誰でしょう?

それにしても、サッカー、ホームでなんとか勝って良かったなぁ…。岡田監督のゴールの瞬間のガッツポーズがすべてを物語っていたようだ。