otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

地元の力を借りながら

otobokecat2008-06-30

いまだに「ふるほん」と書いてある暖簾を掲げても、何屋さん?と聞かれる当店である。予てから古本屋の看板を出したいとは思っていたが、木造に木製では面白みがないし、灯篭のような和風では、ますますもって蕎麦やに間違われてしまう為、あれこれ思案していたが、ようやく思い切ってイギリス風に鉄で作ることにして、地元の鉄職人「一馬力さん」(←いいネーミング!)に相談してみた。何回かミーティングを重ねていくうちに「一馬力さん」にぴかりとひらめくものがあり、最終的に二冊の本がもたれているデザインに落ち着いた。雨のことなども考えているうちに、立派な屋根がつくことになり、その屋根にはシンボルバードであるゴジュウカラがちょこんと。結局かなりの大作となって、これを設置するための台座をつくり、先週ようやく設置された!
 
力作であるので、それを引き立てるためにも、今度はその周りをこぎれいに植栽しようということになり、これもまた地元の永楽屋ガーデンの岡田さんに現在ご相談中。
実は永楽屋ガーデンさんとは、今後ガーデニングの講座を企画していこうとしているところで、当店のイベントその3として、早ければ秋から、あるいは来春から催行する予定。興味のある方、是非お見逃しなきよう。
ガーデニングといっても、山林の中の家にこてこての人工の花壇を作ってみても、所詮自然力には勝てない。花を咲かせることばかりに注力しては、農薬の頼り昆虫をやっつけるという反エコロジーなことになりかねないが、身の回りの気候、風土に関心を持って、有機無農薬の園芸によって、建物の周りの植栽や、池などのビオトープを作ったりすることを通じて、環境にも目を向けてゆくということをやっていきたい。
永楽屋ガーデンさんの自然を教科書としたスローな園芸教室というスタンスには私も賛成!欲を言うと、できれば景観ということにも少しずつ関心が高まればと密かに思っている。景観への配慮が大事と言うことは、三月のイギリス旅行の中で再認識したことの一つ。

◆永楽屋ガーデンさん:http://eilakuya.exblog.jp/i2

今日は久々に20度あたりまで上がった!
まあ、六月最後の日なわけで、これが普通だが。日曜日にまだストーブを焚いたぐらいなので、国道の温度表示の20の2の字を見ただけで、感激してしまう。

杏を買ってきた。