otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

鳥が元気なわけ

otobokecat2008-07-10

目覚めるのと、雨音に気づくのがほぼ同時で、恐る恐る時計を見る朝が続いている。雨降りの朝は、時間が察しにくい。家は平屋であり、私は二段ベッドの上に寝ているので、雨音がすぐそこに聞こえる。寝坊していないことにほっとしながら、もう少しいいかとごそごそ寝床でやっていると、猫さんが呼びに梯子を上がってくる。寝覚めているのを確認するとさっさと降りて行く。私もよろよろと続いて梯子を降りる。猫は前向きに下りていくが、私は梯子の方を向いて、足から降りていく。土踏まずに梯子の桟が当たって、これが結構痛い。これはよからぬ徴だろうか?おかげでこの刺激で眠気は吹っ飛んでいるが。

ハルゼミが終わった今、まだ虫の音は聞こえてこないので、鳥の声が実に良く聞こえる。雨降りでも朝から鳥は結構鳴いている。特に雨の中でも元気一杯なのはキビタキだ。おかげで5月の探鳥会でも雨の中でもキビタキを観察できたのだった。どうやらこのあたりに縄張りを張っているのがいるらしく、キビタキが聞こえない日はない。
シジュウカラやコガラ、コゲラホオジロカワラヒワアカゲラあたりを良く見かける。虫をくわえているのを見かけることも多い。かなりでっかい青虫をくわえていたりする。鳥も元気だが、なんと言っても今はこのあたりは虫の王国といった方がいいだろう。その活きのいい虫にありつけるので、鳥が元気なのだ。たとえ今庭にパンくずを蒔いてもおそらく鳥は見向きもしないだろう。生餌に勝るものはない。

お知らせです!
岡崎武志さんと山本善行さんの『新・文学入門』(工作舎)がついに当店にも入荷しました。澄子さんの表紙の色が思っていたのよりも落ち着いたいい色です。電灯の下で、本の山の横でにゃんこが踊っています。なかなか分厚い大作です。当店入荷分にはなんとお二人のサインとともに、岡崎さんお得意の作家似顔絵イラスト入りです。お忙しいところサインを入れていただきまして、お二人には感謝いたします。その似顔絵は・・・洲之内徹谷川俊太郎須賀敦子など・・・。
欲しい方は来店前にメールか電話でご予約下さい!お取りおきいたします。

■拡張された当店新刊本コーナー