otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

大賀ホール♪へ

otobokecat2008-07-19

柳屋プロジェクトチームのコーディネーターをつとめたHさんが、たまには息抜きをしたら?と大賀ホールでのコンサートのチケットをプレゼントしてくださった。
息抜きも何も、勝負はこれからなのだが、実はまだ一度も大賀ホールに足を踏み入れたことはなかったので、ありがたく頂戴して、昨晩出かけてきた。申し訳ないことに連休の入口ではあったが、店を五時シャープに閉めて、中軽井沢で夕食を済ませて軽井沢に向かった。
駐車場はどうしようかなと思っていたら、チケットホルダーは止めるスペースが確保されていた。ただし時間制限はあり、開場時間からコンサート終了時まで停める事ができるということだった。場所柄ほとんどの人が車で出かけるということから考えても、さすがに都会とは違ったサービスだ。
■入り口付近
矢ヶ崎公園の池之端に、五角形のお堂のような建物が建っている。中は木材がふんだんに使われており、660席もあるとは思えないほど、ゆったりしたつくりとなっていた。
さて演目は、中国の楽器二胡奏者の許可(シュイ・クゥ)のリサイタルだった。出久根美由樹さんのピアノ伴奏。一部では次女の許多さんのピアノ独奏も三曲あったが、ここはちょっとどうかなぁと個人的には思った。(私はどうもピアノ演奏が苦手なのだ)後でプログラムを見たらなんとまだ13歳。ご自慢の娘さんと言うことなのだろう。
許可氏の二胡はかなり技巧的だった。勝手に二胡と言う楽器に牧歌的なイメージを持っていたので、ちょっとびっくり。彼は西洋音楽の楽譜どおりを二胡で弾きこなす高度な技術を持っているのだった。ソロ演奏のラフマニノフのヴォカリーズに一番惹かれた。

第二部では、揚琴奏者の王文礼氏が友情出演した。初めての揚琴と言う楽器の音には魅了された。細いバチで弦をたたいたり爪弾いているようだったが、音はリュートにも似ているように思った。無伴奏海燕と言う曲が素晴らしかった。しかも細やかな動きをしながらも、ちゃんと譜面を見ながら弾いているのが驚異的であった。

演奏が終わり、雨の名残りのある真っ暗な屋外に出たら、三々五々と散っていく人の中に、小池真理子藤田宜永夫妻が見えた。お二人ともスタイリッシュでスマート!!作家夫妻であってあんなに格好がよくていいのか!?とぶつくさ僻みつつ帰宅。

★番頭ブログに握手阻止について書いてあるではないか!
作家夫妻に握手を求める古本屋なんて聞いた事ない。
それにしてもやっぱりカッコイイ人は得だなぁ。

カンゾウが店の裏の草叢に、ひっそりと。