otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

曖昧な朝に考えること

■食べるために買ったバジルを活けておいたら、花が咲いて根も出てしまい、食べ損ねている。実はクレソンも。

晴れているかと、日差しは弱く曇りで、曇天かというと、それほど暗くもなく、雨も雷もない静かな朝。時折弱い風が吹いている。17℃の割りに暑く感じるのは、湿度があるからだろう。山は見えない。
キビタキのいい声が久しぶりに聞こえる。
おそらくだんだん晴れてくることだろう。蝉も鳴くだろう。

昨日はここは嵐の後とはいえ、木々の枝が路面に散らばったり雨に押し出された土砂が道路に流れ出るといったぐらいで、たいした被害ではなかったが、店に見えるお客さんに寄れば、軽井沢町でも3時間ほど停電した所もあったという。

夜テレビで見ると、町に泥水が暴れたところや、とてつもない急変が川で起きて、犠牲になった方もあるということを知り、始まったばかりの夏休みに、事故にあわれた方、またその関係者の方々の心痛を思うとおかけする言葉もない。

このあたりは山林に家が点在している。大地と人間の征服の度合いは、まだまだ大地の勝ちというところで生活していることになる。
このあたりは浅間山麓の南緩斜面なので、雨が降るたびに、舗装をしていない道では土砂が流れ、雨が強いと瞬間的に川となり、雨の川は落ち葉や木切れや小石や土を、低い方へと押し流して行く。火山岩からできた土はさらさらで水はけはよく、滅多に水溜りすらできないので、雨が止む頃には川は消滅している。
地面がえぐられたり、思わぬところに大き目の石や、木切れが散乱しているのを見て、ここに川ができていたことを知るが若干地形が変わる程度にすぎない。
村に走っている舗装されている生活道路は10本にも満たないが、雨上がりのそのアスファルトの上には、様々な置き土産が残り、昨日も、町が清掃車を出し掃除をしていた。竹箒で掃除をする人もいた。
おそらくこの舗装されたばしょではかなり激しい水量の川が出現していたことだろうが、排水溝などのないこの辺りでは、道路を走った水は、どこかの草むらへ逃げていき、地中に吸い込まれて行っただけのことだ。もう地表はからから!
一方、都会ではほとんどの道路は舗装で、各家に庭もない状況で建て混んでいると、屋根に落ちた雨水が行き着く先は道路だ。道路から排水溝へ、排水溝から河川へ流れ込み、その河川も護岸がしてあると、水は行き場を失って低い方:海へと突撃する。
街中の常識は守られているか?
道は過水製の素材で作るべし。特に坂道。
家には屋根の大きさに見合う雨水タンクを作るべし。
打ち水や、トイレの水はそういった水ですべし。
こんなことは素人の私でもわかることだ。
アスファルトが温暖化の元凶であることも合わせて、道作りはくれぐれも『慎重』にお願いしたい。

私が暑くなってきたところで、お天道様もお出ましのようで、ではこの辺で。火曜日は追分宿は閉店の店が多く、おそらく静〜かに違いない。