otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

村猫になっていた仔

otobokecat2008-10-02

■ホント!猫に教わることは多い。今家の中で何処が一番過ごしやすいかを、瞬時に判断できる。あるいは、おでんのちくわの匂いが気になったか?だが。ついに薪ストーブの季節となった。

静かな秋の日に立て続けによそニャンコの訪問を受けたが、彼らのその後が気になっていた。
先週末、ごんざさんで食事をしていたら、背中に視線を感じ振り返ったら、初めに来た桃色の縞模様の小柄なニャンコがテラスにちんまりいるではないか。聞くとここ数日このテラスで粘り、最近はちょっとご飯にありついているらしい。いいところを見つけたね、レストランだものここは。夏は開け放たれているテラスだが、今は吐き出し窓が閉まっていて中には入れない。でもここなら雨露はしのげる。
骨董時幻さんのYさんも時々こっそり餌をあげていたらしいし、どうやら村中あちらこちらに角つけに周り、愛想を振りまいている模様。本屋では何も貰えなかったので、一度きりの訪問だったのだ。野良猫にしては綺麗な猫だが、苦労もしているらしく、ごんざサンが餌を持ってテラス戸を開けようとすると、後ずさりしてしまい、手からは食べない。戸が閉まるとやおら食べ始める。ごんざさんは手懐ければ、その後貰ってくれる人のあてがあるらしい。せいぜい車の往来や、猿などに気をつけて欲しいものだ。本格的な寒さになる前に家が見つかるといいね。
とにかく無事でよかった。でも親子連れの情報はない。

夏の喧騒の去った後に、猫や犬が迷子となる騒動は毎年のことらしい。別荘客のマナーなのか、他の地域からこの地の特性(秋になると空き家が増える)を見抜いて、捨てに来るのか? 

■旅の猫本といえば、林丈二さん。
猫はどこ? (講談社文庫) 
猫が悠々とあるく町はいい町だと勝手に思っているので、当店も早くなんとかせねば。
■枕頭本:今頃なんですが、まだ読んでいなかったので。ジャージの二人 (集英社文庫) [ 長嶋有 ]