otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

穴ほりは楽し

otobokecat2008-10-22

土いじりを久しくしていなかった。先週園芸講座に参加して、岡田さんが土をこねくり回しているのを目の当たりにしているうちに私も泥遊びをやりたくなり、ホームセンターであれやこれや買ってきた。今までアパート住まいだったので、作業をベランダのコンクリートの上でシートを引いたりしてやっていたが、土の上で作業すると土がこぼれても気にならないのがよい。
あっという間に苗や挿し木をした植木鉢が10個ほど並んだ。
その後、予てから生ゴミの処理が気になっていたが、これからの季節のストーブから出る灰の処理とあわせて土に返そうと考え、大穴を掘ることに挑戦。掘り始めたら早速スコップが石に当たった。Tさんに石は芋と思えといってしまった手前、私も石に出くわしたら喜ばねばならないわけで、せっせと掘り進んだ。掘り出した大きな石は一番大きいので、30cmぐらい。大きいのが掘り出されると穴掘りがどっと進むのもまた嬉しいのだ。夕闇が迫るまでせっせと掘って、深さ50cmぐらい、50x60ぐらいの穴が完成。そのなかに掘り起こした土をにふるいでふるって降りかけながら。灰壷にたまった灰やら、落ち葉やら、台所の生ゴミなどを交互に穴にぶち込んだ。苦労して掘った穴はあっという間に一杯に。でもおそらくそのうちにカサは減っていくと思うので、また入れて時々混ぜてと言うことをしていこうと思う。
おそらく鼻息荒く掘っていたらしく、そのCO2に蚊がわんわん集まってきたので退散した。穴を掘るのは楽しい。都会でこんなことをしていたらおまわりさんに声をかけられそうだが…
出てきた石も貯めていこうと思う。今日の収穫は6つである。
真冬に土が凍ってスコップの歯が立たなくなる前に、予備のゴミ用の穴も掘らなくては。それから、落ち葉を貯めて焚き火をして、なかで焼き芋をしたいとも思うので、それ様の浅い穴も一つ掘りたいと思っている。どうやら穴掘りは癖になりそうだ。
店の東側に岡田さんが一日かかって土を耕し、それこそ穴を掘ってそこへ夏椿を植えてくれた。高さ3mぐらい有る5年もの。紅葉が始まっていて、背後の漆喰の白壁に映えて美しい。厳しい冬の寒さに耐えて来年花を咲かせてほしい。
 

あな (こどものとも傑作集)

あな (こどものとも傑作集)

■この「あな」もまた名作だ。絵は勿論和田誠