otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

落ち葉観察会

otobokecat2008-10-26

本日は追分散歩の日。7:50店の裏手に集合で、谷口高司さんにお話を伺いながら追分村を散策する。本日は総勢13名。一番小さな参加者は二歳のボクだった。
谷口さんは鳥の専門家なので、鳥の観察ができると一番いいのだが、実は春以外は鳥を観察するのはなかなか難しい。
  本日の天気は曇り。雨が落ちてこないのは助かったが、案外風がずっと吹いていて、紅葉した木々が揺さぶられるので、風による落葉が凄いのなんの。風の音と落葉の音で、鳥の声が聞きにくく、残念ながら鳥にはほとんどお目にかかれず…。その代わり、面白い虫をいくつか見られた。ボクが見つけてくれたのは「ザトウムシ」目が見えないので長〜い手足を座頭市みたいに動かして移動するのでその名がついた一見蜘蛛の様な、でも蜘蛛ではない虫。それから枝に見間違えた擬態が凄いナナフシ。葉っぱに包まったオトシブミなど。■[谷口さんの手許にいるのはナナフシ]の図↓食い入るように見ているボク。
 
花はもうあまり無いが、藪の中の怪しく美しいヤマトリカブト、かろうじて残っていたナギナタコウジュ、実がかわいいムラサキシキブノブドウ。どれも紫だなぁ。ナナカマド、ニシキギの紅葉が真っ赤で、花より紅葉の本が派手と言う変わった状況となっている。  
落ち葉のじゅうたんが素敵だった。一番大きい葉っぱは朴の木。黄色いダンコウバイ。どんぐりがなるコナラとミズナラ。小枝ごと落ちるケヤキ。実がついていたエゾエノキ【↓写真左】。葉の周りがすっきりとしたもみじ葉はイタヤカエデだった。【↓写真右】
落ち葉もフレッシュな落ち葉は色鮮やかで、形もよくわかるが、あっという間に干からびて退色し、くしゃくしゃに丸まってしまうのだ。今日は落ちたての活きのいい落ち葉の上を歩くことができた。1時間半ほど歩き、少し肌寒くなってきたので、店に戻りストーブの前でお茶をいただきながらまとめ会をした。
谷口さん、参加者の皆さん、お疲れ様でした。ボクもちゃんと最後まで歩いてえらかったです。ボクのお父さんTさんにも植物の名前を沢山教えていただきました。ご協力有難うございました。今年の追分散歩はこれでおしまい、また来年!