otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

消えていた証拠*

証拠写真を撮ろうと外へ出たら、浅間山は良く見えたが、あらら、もう初雪は消えてしまっていた。でも昨晩のローカルニュースで「例年より遅い初冠雪」と言っていたので、やはり見間違いではなかった。実のところ、寝坊したのであった。早朝なら見えたかも。なにしろ今日の最低気温は今季初で零下だった。(−1.4℃)さて里に雪が降るのはいつになるだろう。山に三回降ると里に降ると言われているが。
初冠雪の証拠が無いので、お詫びに春の最後の降雪の写真を↓。昨日の雪の具合はまさにこんな感じだった。これは古いブログにも載せたが、今年の5月15日に撮ったもの。あれから半年もたたないうちに、また雪が降ったことになる。さむいけれども、浅間山には雪が良く似合うので良しとしよう。

今日の店番は早番。いよいよストーブ点けから一日が始まる季節となった。日差しは暖かいが空気は冷たいので、入り口の戸を閉めて営業をする。ドアは頻繁に開くも、レジはほとんど動かず… …。

谷口さんの『新・山野の鳥』が欠品していてその手配をしたり、ネットの注文本発送、取材対応など。(『新・山野の鳥』入荷は今しばらくお待ちください。)新・山野の鳥 (野鳥観察ハンディ図鑑)

さて寒くなってきたので、今夜はおでんにしようと思う。

【クリスマスの本から】****

昭和35年の12月に出たこどものとも57号『こまどりのクリスマス』【福音館書店】を見てみると、半世紀前の本というのに、幸運にも副本が後ろ半分残っていて、訳者の渡辺茂男さんのこの本に関わる解説や、編集だよりなどを読むことができる。日本のこどもたちのために良い本を出そうと言う意気込みが伝わってくる。残念ながら今はこの『こまどりのクリスマス』は流通していないが、渡辺茂男さんの丁寧な訳、丸木俊子さんの伸びのある素敵な絵は、現代でもまったく色あせていない。むしろ色使いはとても新鮮で、この賢いこまどりの話を是非復刊して欲しいものだ。
スコットランド民話 渡辺茂男訳 丸木俊子画 当時の価格50円