otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

カマキリはお好き?

otobokecat2008-11-02

■ついにしんがりの落葉松が金色になってきている。
「花木と語らう緑の園芸教室」2が11月1日無事終わった。連休の入り口で、こられなくなった人あり、むしろ来やすかった人ありで参加者は7名。8−10名を想定していたので、ちょうどいい数だったといえる。
前回と同様にまずは土を作ろうということで、土の話。その後球根と種まきなどを中心に冬の園芸生活についてのお話を室内で。
    
その後外に出て土をつくり、長く楽しめる球根を植えてみようということで原種のチューリップとムスカリを実習で植えた。永楽屋ガーデン;岡田さんの話はわかりやすく、沢山のガーデニングのヒントが含まれていて大変参考になる。迷ったら、自分の身に置き換えて考えてというのも的を得ている。長く続けるためにはやたらに難しくないことが大事だ。今流行の…ということでは。趣味ではなく生活の一部になれば、環境問題も起きないはずだと思う。

実は恥ずかしながら、私はこの原種の球根と言う存在を知らなかった。小学校の校庭に4月に並んで咲いているセガ40cmぐらいの赤や黄色いチューリップが「チューリップ」だと思っていたが、あれは園芸種であり基本的には一年もの。その点原種はいわば本物のチューリップで背丈は小さいが、植えっぱなしでも毎年出てきて、しかも増えるとのこと、この話を聞いたとたん参加者の目が輝いた。その原種のチューリップの球根は直径2.5cmと小さいのに驚いた。花の種にしても本当に小さくて、この小さな粒の中にいったいどういう仕組みが入っているのかと不思議に思う。
質問タイムには、虫が葉を食べてしまって困るという話がでて、岡田さんが食べさせてしまって大丈夫と言ってみんなを驚かせた。害虫駆除のスプレーをすれば、益虫も殺してしまい、概して害虫の方が復活が早く何にもならないという話で、虫食われて丸坊主になっても、草木はそう簡単には枯れない、また盛り返してくるとのこと。カマキリのような益虫は人に害を及ぼさないので、飼うぐらいのつもりで…と。はぁ。今度から見る目を変えなくてはいけない。
ミミズやダンゴ虫、カマキリのいる庭造りを目指そう。
この日は種と球根なので、花姿を見ることができるのは来春のお楽しみと言うことになる。楽しみだなぁ。果報は寝て待て。
11月2日にはエコセミナーも無事終了。時期が時期だけに盛り上がっていました。私は店番中で聞いていなかった。連休の中日の午前中だけあり、珍しく店を沢山の方が覗いてくださったので。
参加者の皆様、有難うございました。5月から半年間全6回の開催がこれで無事終了しました。

店のほうも連休中は(久々に)混雑した。避暑地軽井沢とはいえ、春浅い4月、晩秋の11月も次第に訪れる方が増えている。別荘の水の栓の開け閉めとも呼応しているかもしれない。