ついにゼロへ
■サンショウの黄葉→
「ゼロ」というのは、へそくりの額ではなく、最低気温が、である。
今日の追分はしんしんと冷えて、雪が降るかと思ったが、さすがにそれはなかった。山は雲の向こうに隠れたきりだったが、林のかなたがやけに白い（ような気がする）。山の上は白いのではないか？？と勘ぐったりする。長野県の天気図では一番寒かった。1 、1 、2 、3 、4、 4 、3、 3というのが一日の気温の推移。最高でも４℃。終日曇りだった。
正確には今日の最低気温が０．４℃、明日が０℃である。
行楽日和とはいえない週末だったが、思ったよりも来店者は多かった。信濃毎日新聞に掲載された効果もあるだろう。時幻さんの閉店セールのおこぼれもあるだろう。紅葉狩り、林檎狩りで信州を訪れる人も多い。とあれこれ考えてみる。予想が外れて賑わうのは嬉しいが、その逆は寂しい。
■宮沢賢治の本は作品、評論ともに注力している。中でも『注文の多い料理店』は不思議とコンスタンスに売れる本で、何冊も棚に入っていたと思ったが、いつの間にか売れたらしく、先週お客様に尋ねられて在庫がなくなっているのに気が着いた。慌てていろいろ仕入れてみるも、随分種類が沢山あるので驚く。自分だったらどれにしようか迷う。たぶんあれかな？
・新潮文庫：加山又造/表紙、天澤退二郎/解説、年譜つき
・フォア文庫：味戸ケイコ/画、堀尾青史/解説
・集英社文庫：山口マオ/画、安藤恭子/解説、アルバム、年譜つき
和田誠/表紙、 岩崎書店 
深沢省三/画、堀尾青史/解説
(ポプラ社文庫―日本の名作文庫)
チビの落葉松も黄葉が始まった。
