otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

小春日和なり

otobokecat2008-11-13

曇った日もいいなどと言いながらも、やはり青空が見られると気持ちよい。太陽が覗くと気温も気分も変わる。太陽はやっぱり凄い。
平日だが、昼過ぎには観光で見えたらしいご婦人のグループなどで店は賑わった。
「この本面白いのよ」
「これ(暮らしの手帖らしい)昔はずっと購読していたわ」
「子供が好きでよく読んだわ…まだ持ってる」などと、おば様たちの本をめぐるおしゃべりは尽きない。
女を三つで姦しいだが、なるほどという感じ。一時10名以上の来店者あり、スリッパが出払った。しかし残念ながら旅行中の方には、かさばるのでなかなか本は売れない。その上、私も良くわかるが、中年以降には老眼がすすみ、字が小さいものや本の紙が古くて黄ばんでいるものは、どうも読みにくくなるのだ。というわけで、最近は大勢の来店者にも動じなくなってきた。
発送をしてから店番を交代し、山荘に戻る道すがら、豆腐と野菜を買いに寿美屋へよる。「11月30日までです」というお知らせが貼ってある。寿美屋サンは前身が八百屋なので、工芸店となっても果物、野菜を店頭に置いているので助かっていたが、冬はお休みとなる。ここには小豆やもち米、味噌、タマゴなども置いてある。おばさん手製の紅玉、ブルーベリー、プルーンなどのジャムは絶品だ。特にプルーンジャムは、軽井沢にはジャムやが沢山あるが、寿美やさんのがNO1だと思っている。
重い荷物を下げて坂をのぼる。足を止めて荷物を持ち替える。見上げると褐色の木々が夕日を浴びて輝いている。【写真】
夕方の浅間山は煙がほんのり茜色に染まり、おそらく明日も晴れかなと思わせた。
 
日が暮れたら、東から真ん丸いお月様が上ってきた、満月だ。
さて、木曜夜は緒方拳さんに会える日なので、この辺で。

■新入り本です。

読むので思う

読むので思う