otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

音もなく次の幕は上がった

otobokecat2008-11-25

いやはや、季節はさっさ!と頁をめくる。連休最後の昨日は予想通りとたんに静かになった。それに追い討ちをかけるように、三時ごろから雨が降り始め、やがて白くなり、小雪かと思えば、ずんずん降り積もり、やがて地面は真っ白になった。店を閉めて山小屋に帰りついたが、すでに足跡が付くぐらい積もっていた。
 
水分の多い思い雪らしく、木の枝にはずんずん綿帽子が付いていく。夜半には屋外はクリスマスカードにぴったりのような絵柄となった。番頭N氏とつくづく感謝祭が晴天、しかもこの晩秋一のうちの良い天気に終わったことの有り難さをかみ締める。雪景色も悪くは無いが、来る方にとって足元も道路の状態も悪く、落ち葉焚きもできないし、降雪時には星空がみえるはずもなく、もし22日が雪だったらと思うと、ぞっとする。わずか二日の違いであり、本当にぎりぎりセーフだった。

このあたりは雪国ではない、むしろ氷の国だ。気温が低いので、一度地面が雪で覆われるとなかなか消えない。もしかするとこの数センチが根雪になるかもしれない。スキーをする人ならわかるだろうが、アイスバーンはいやでしょ。氷は雪よりも手ごわい。
道路の雪さえ消えて道が乾いたら、ブックカフェは特等席。
窓外の白い世界を眺めながら薪ストーブの前で本をめくるのはわるくない。実は昨日の午後、降りしきる雪を心配することもなくブックカフェでゆっくり読書されていた若いお客様がすでにおられたのだった。■そのときの風景↓。

■盛況な追分食堂:中身はひまわりの種
 

昨日で今シーズンの営業を閉めたところも多い。北軽井沢の麦小舎さんもそのはず。
追分の骨董や「時幻」さんが長年の営業を終えた。あの赤い番傘や店先に古道具があれこれと並ぶ風情がもう二度と見られないのは寂しいけれど…人にはそれぞれ事情もある。