otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

みちくさは楽し

ちょうどこの週末は東京にいたので、雑司が谷の「みちくさ市」に行くことができた。当初は週末だからまず無理だと思っていたので嬉しい。
まずは、雨の心配が無いお天気に恵まれて良かった!なにしろ本に水は天敵。今回は雨の場合は次週となるということになっていたが、途中で降られても困るし、延期にしても来週が晴れる保証は無いし、雨の心配の無い空模様であれば、イベントは半分成功したようなものだ。(三時を過ぎたらちょっと寒そうだったけど。)
知った顔があちこちにあり、文字どうりあっちこっちで「みちくさ」ばかりしていたので、行った時間も三時頃であっという間に終りの時間になってしまい全部回れず、ごめんなさい。
先日の岡崎さんのトークに来てくれて知り合ったピッポさんが、手作りのゲームも出したりしてなるほどここでもファンタジックな出店を。西荻音羽館のA君が新婚の美人の奥さんと店を出していた。本の横には衣類がおいてあり、まるでフリーマーケットのよう。手芸の古本ばかりを並べている店もあった。地元の人が自転車止めて覗いている光景も見られ、古本だけでなくフリーマーケット風でのんびりと楽しそうなイベントだった。勿論主催者はのんびりどころか第一回めということで大変だっただろうけれど。NEGIサンが走り回っていて、私が不忍ブックストリートの一箱市に参加したときに、お世話になったことなどを思い出した。こういうイベントは縁の下の力持ちがいないと上手くいかないものだ。日頃のわめぞの皆さんの外市などで培った結束力があってのことだと思う。

同時開催の鬼子母神の手創り市にも寄ってみた。銀杏がはらはらと散る中で(ちょっとあの匂いにやられたけれど)小さなお店がひしめいていて、それを一軒ずつ冷やかして歩くのはこれはこれで楽しい。店主は大半が若い人だったなぁ。

実はこの日は少年Rの誕生日でもあり、リクエストにより西荻のGORIZOで食事をした。昔Rがバイトしていた店だ。ちょうど二席空いていて運よく座れたが、繁盛で何より。美味しいイタリアンを食べながらあれこれおしゃべり。独り暮らしをするようになり、今まで苦手だったレバーやチーズ、牡蠣まで食べられるようになっていて驚く。GORIさんが頭にまいていたのが、たまたま当店の手拭いであり嬉しかった。
都会の師走。あっちでもこっちでもイルミネーションが煌々と輝き、その明るさと人々の賑わいには圧倒されたが、懐かしい人に沢山出会うことができたスペシャルな二日間だった。
■冬の児童書棚