腹と心を満たすために

■雪の上の足跡；鳥編
朝起きたら小雪が舞っており、一瞬ぎょっとしたが、大事には至らず。お蔭様で無事今年最後の開店ができた。

昨日遅くに東京から戻ってきた少年Rは、東北方面の雪による遅れとと長野新幹線の故障によるダイヤの乱れのニュースをラジオで聞いて、昨晩のうちに移動しておいて良かったと、雪景色の庭を眺めながらささやかな幸運を喜ぶ。
実は昨晩も、東京駅のホームのやりくりの関係で、列車は10分ほど遅れたのだった。長野・上越・東北新幹線がホーム共用なので、ひとたびどこかのダイヤが乱れるとすべてややこしくなる。それにしても列車のダイヤを組む人とは、いったいどんな頭脳をお持ちなのだろうか。
年末の帰省ラッシュが始まり、徐々にピークを迎えつつある今、前々から指定席の切符をちゃんと抑えている人も多いはず。小さい子ども連れだったり、お年寄りだったりすると、たとえ価格が高くともきっちり時間正確に走る新幹線に乗って帰省したい、旅行したいと思う人の期待がこういうときにガラガラと壊れる。さぞがっくり来た人の多かったことだろう。無事田舎に帰られただろうか。と、昨日書いたら、なんと今日もまた新幹線は大混乱だったとのこと。よりにもよって気ぜわしい年末に起きたことは大変残念なことだ。
果たして穏やかな新しい年が迎えられるのだろうか？

昨日は特に寒く、真冬日だったのでは？なにしろ屋外でちょっと立話していたら、体が痛くなってきた位寒かった。今日は気持ち緩んだかな？どんどん寒さが厳しくなってきて、なんだか麻痺してしまっている。

今日は孫さんたちのお年玉に添える本を買いに見えた方がいらした。しかもご家族で相談しながら選んでおられる姿を見て、以前クリスマスやお年玉に本を（つけよう）と書いた身からすると、大変嬉しい。ふとラジオで聞きかじった「腹を満たすことを学ぶ学問は経済、心を満たすのはアート（文化）」と言う言葉を思い出した。お年玉が現生だけなく、本などが付いていたら、それはとってもいいお年玉だと思う。当店もこの言葉を胸に来年も励んで参ります。
年末年始は関西に帰省し、池谷伊佐夫さんの『三都古書店グラフティ』のように近隣の古本屋巡りをするつもりです。さて、いくつ回れるでしょうか？　グレゴリ青山さんの本も参考書に。
　グレちゃんのファンです。

ナマの京都

恐れ入りますが、店は来年1月１０・１１・１２日より開店いたします。長期閉店申し訳ありません。WEB店も同じく閉店しております。
本年はお世話になり、誠に有難うございました。
皆様どうぞ佳いお年をお迎えください。おとぼけキャット♪
■雪の上の足跡；人間編