otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

ストーブの前でくつろぐ猫

otobokecat2009-01-21

なんだか一月下旬とは思えぬ暖かさで、雪と氷がだいぶ地面から姿を消しつつあった、さっきまでは。
午後店へ行き番頭N氏と二階の書庫の片付け作業。だいぶ貯まってきた鉄道雑誌を整理せよとの番頭命令。私は鉄道雑誌が嫌いではないので、ブルートレインかぁ、食堂車特集!国鉄車両一覧、私鉄ライバル競争ふ〜んとかついつい手を止めて読み耽り、空けるべき棚がなかなか空かない。それにしてもこの手のグラビア雑誌は写真が多いのでいかんせん重い。月刊だから一年分で12冊、年々厚くなり二年分もまとまると腰がぬけそうだというのに、70年代からざっと30年分もあるのです。床に座り込んで作業をしていたら冷えて体が固まってしまった。
一方番頭Nは、春に新企画しているトークの講師との打ち合わせや、秋にお宅に伺って引き取りしてきた本の清算がまだだった分の計算、分類作業など。車で二往復して運び出したのでボリュームがかなりあり、こちらも時間がだいぶかかっていた模様。
店を開けていない冬の間にすることはあれこれある。今日はネット注文はあれども発送はなく、もっぱら整理に没頭した。
夕刻今日の作業を打ち切り、山荘へ戻ろうと店をでたら、グラニュー糖のような細かい雪が降り始めていた。さらさらと音がしている。ちょっと氷交じりの雪のような。車がうっすら白くなっていたが、ワイパーでどかせられるぐらい。今日は水曜日でささくらさんもごんざさんも休みで、追分宿はまだ六時だというのに降りかかる雪のなかでもう眠ってしまったようだった。
夜半になってベル公が出たいというので、玄関のドアを開けてみたら木々の上にはもう5cmは積もっており、玄関のたたきにも白い毛布がかかっているように真っ白だった。ベルはその上を1mほど前進して、でも諦めて戻ってくる。家に飛び込んだ背中には雪粒がのっていた。ベルは雪が苦手だ。雪の上の梅マークに躊躇いの痕跡が…。
 

今週末から来週にかけて天気予報は雪だるまがずらっと並んでいた。いよいよ冬眠したくなるような一ヶ月が始まる。明日が開店でなくてちょっとほっとしている。
■お先に失礼。