otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

寒冷地の悩み(今日は「3」)


猫の目天気の昨今、今日は昨日の自己流さいころの目方式(:六段階評価)でいうと「3」か。昨日の緩んだ「6」から一気に冷え込んだので「2」かとも思いきや、highが零度を上回っていたというので「3」にした。一晩でまた池は凍ったが、ぬかるんだ地面は昼間の間に乾いて、凍った。そしてさらに明日の予想は「2」。なぜならlowが−12℃だというので。この気温の変化は浅間山の噴煙のみえ方でも明らか。昨日は南風だったので、南麓の追分からは噴煙がほとんど見えず(写真)、今日は北風だったらしく白煙のモクモクが良く見えた。
ちなみにこのさいころは−15℃になると「1」となる。−20℃でも「1」、ここまで寒くなると不凍栓があてにならなくなるので寒さMAXだ。冬期に「1」は何回くらい出るのやら。この冬はすでに二回ほど出ているかな。
妙な気温説明で読者を翻弄するのはこの辺でお終いに…。
冬期に営業している宿泊施設(保養所・旅館・ホテル)は、温泉を持っているか、スキー客を受け入れているかだと思うが、冬季休業しているところは居住部分以外は水抜きをして完全に停止しているはずだ。この水抜き作業は、寒冷地に住んでみないと経験は無いだろうが、どんなに機密性がよく、断熱財を入れても室内暖房をしなければ、数日で室内の気温もかなり下がり、水周りが凍結してしまうので、水道の元栓を締め、水道管に残った水を排水する。元栓を締めるのは簡単だが、排水する作業が結構面倒だ。温水器やトイレなど。風呂のシャワーヘッドなども器具を外して水分が中に残らないようにするのだ。(私たちは長期に留守にすることはあまりないので、トイレの水は抜かないで車の不凍液を入れたりするが。)ちなみに先ほど書いた「不凍栓」というのは、建物の外に出ている部分の水道管にコイルを巻いて、気温が下がると電気を流して保温する設備のこと。かつて学生時代にスキーに行った時など宿の水道が一晩中少し出たままになっていたりしたが、おそらく昔は「不凍栓」などなかったからだろう。(年がばれますね)
今日、千ヶ滝で会社の寮の管理人をしているAさん夫妻が寄ってくださり、いろいろ興味深い話を聞かせていただいた。その際聞いた話だと、水道の鉄管は常に使っている場合はよいが、水抜きをして空気に触れることで錆び易くなり傷みが早くなるという。冬期2.3ヶ月閉める宿泊施設等は、水周りの管理がなかなか大変だ。春の営業再開のときが一番緊張するという。通水したとたん老朽化した箇所から漏水したりするんだそうだ。この正月、東北の水道管のトラブルがあったが、寒いところは何かと日常のトラブルが多く、お金もかかる。オバマ氏のグリーン・ニューディール政策ではないが、自然の豊かなところではその力を借りて行ければと思う。Aさんは地面の土や石を暖めて凍結防止に役立てる方策を自宅で採っているとか。日頃薪ストーブのものすごい熱量の恩恵を肌身で感じている私としては、もっと地熱や風力、太陽光、川の水力などを取り入れて行きたいと思う。昨日の信州版のテレビで地熱利用している温泉地が出ていたが、浅間山も活火山なのだから、何とかそのマグマの力をおすそ分けして貰えないかと思うのだが、今は火口に近づけないしなぁ…。

冬期は店は週末営業です。今日も寒い中ご来店いただき有難うございました。
明日も開店しています!12:00−17:00