おやすみなさいフランシス
■夕闇迫る浅間山
−10℃まで行かず、highも零度を一度ばかりだが上回り、今日も結局寒ささいころの目は「3」というところ。終日空気は澄んで山が青い空に映えくっきり見えた。週末ということもあって、時折林道で車を止めて、白い山の写真を撮っていく人などもいた。山荘の前がちょっと開けていて、追分駅前や、早稲田大学のセミナーハウス前ほどではないが、山の姿が一望できるのだ。国有林なので人が住んでおらず、人家や電線が写真に入らないですむ。
一日中上空は真っ青で、地上の湿度はすべて空へ昇華されていったらしく地表もだいぶ顔を覗かせて、くたびれた落ち葉が姿をさらしている。
そんな中、野鳥は今日もやってきた。えさ台は相変わらずの顔ぶれだが、目を林に向けると、歩いて落ち葉をつついている鳥がいるのに気が着き、双眼鏡を覗くと、アトリの一行だ。林の中の斑雪の上に10数羽もいる。彼らはひまわりの種に関心がないらしい。ミヤマホオジロも見かけた。そういえばカラ族と行動をともにするコゲラもえさ台には来ないし、つい目の前のえさ台ばかり見ていたので気が付かなかったが、林の木立の中には他の鳥もいたのだった。アトリの羽の色は、落ち葉の中では保護色となって溶け込んでいたのだった。
店は昨日よりも静かだった。今の季節は本の好きな人しか立ち寄らないので、来た人はじっくり棚に向かっているように思う。
レジが忙しくないのをいいことにカウンターで発送の荷造りをしていた。静かな店内に私が繰り出すセロハンテープのビリビリビリリ…という乾いた音が響き、自分でびくりとする。
濱文様さんから春の手拭など入荷。「イチゴ大福」「芽吹き」「野いちご」など手拭とは思えぬきれいで斬新な柄。手拭いという本来の使い道の他に、ラッピングや、タペストリー、テーブルセンター、汗取りに、裁縫の材料にと使い道は様々。
フランシス・シリーズの絵本が揃ってきたので店に出した。『冬の絵本』を移動して、面だししたら表紙が春色で壁がふっと柔らかくなった。
- 作者: ラッセル・ホーバン,ガース・ウイリアムズ,まつおかきょうこ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1966/07/01
- メディア: 大型本
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