otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

凍らない朝「5」

otobokecat2009-01-30

天気が下り坂らしく、青い空が見えない。ピーンと張り詰めた空気が感じられない朝、ふと見ると鳥用の水(バードバス)が凍りついていない。白い空を見上げると鈍い色の松の木が風に煽られてゆれている。このあたりの松は庭や庭園にあるような立派な形のいい松ではなく、林の生存競争の中で上へ上へと伸びていった野良な木々ばかり。20mほどの高さがあっても、葉は上のほうにだけ僅かに付いている貧弱な松はちょっと風が吹いただけで左右に振れる。ほとんどの木が落葉し、このあたりの常緑樹は樅と櫟と松あたり。風に揺れているのはもっぱら松ぐらいなのだ。

全国的に雨が降るといっているが、ここが雨になるか雪になるかは上空の気温次第になる。週末を迎える金曜日、ちょっと不安な面持ちで白い空を見上げる。

週末にみえる方がた、右の道路状況のサイトなどを参考にくれぐれもお気をつけて。小諸が雨でも軽井沢は雪ということもありますので。
13:00現在は曇り。気温は8度くらいあります。林の向こうが煙ってきたので、霧雨でも降り始めるかもしれません。

午後は店で本の整理。残業して店を出たら、雨が降っていた。遅めの夕食はミートソース・スパゲティと根菜スープ。ともにストーブ作。金曜日夜は「知るしん」という信州向けのの地方番組を見る。今日はバンクーバー冬五輪に向けて頑張っている長野県出身の選手の今を追う。かつては冬季スポーツの選手は北海道出身が多かったそうだが、長野五輪以降は長野県が増え40名ほどいるという。ただこの不況で企業などのスポンサー離れが起きて寄付金はピーク時の20分の一だという。バイトをしながらも目標に向かうアスリート達の真摯な姿に打たれる。地元スポーツの応援は地域を活性化できると思うので、なんとかサポートして盛り上げていければ。

夜半から雨足が強くなる。一月の夜中に窓をたたく雨の音を聞くなんて、不思議な気分。これで建物の北側に残っていた汚れた残雪も消えるだろう。
夜中に屋根をたたく音に目覚めることになるような気がする。音が消えたら雪に変ったか、止んだかだ。
こんな夜はなかなか眠りにつけないので、もう少し布団の中で本を読んでいよう。