otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

銀色の朝

浅間山は小康状態を保っており、FM軽井沢の気象庁の記者会見の記事に詳しい。参考↓
http://fm-karuizawa.co.jp/blog/index.php?eid=782
一方下界はというと暖冬とも言われているが、正直寒さ度合いが良くわからなくなってきている。記録と体感温度が合わず、いったい「温度さいころ」の目はいくつなのか??
昨日は日の出の頃、林は銀色に凍てついていた。ツツジも砂糖にまぶされたように霜が着いていたし、枯葉も霜に縁取られ、自動車も真っ白で、真っ青な空には山の白煙も良く見えて、あぁ北風だと思っていたが、日中の気温は案外上がった。温度差が大きく、10度くらいあったようだ。
 
 
今日は山側の林の木々に霧氷が見事に着いて、九時ごろまで融けなかった。日中も日差しはまぶしかったが温かみは感じられなかった。でも池は凍らなかったし、山の煙もあまり見えなかったということは南風だったか。たぶん温度の幅が小さかったのだろう。
店番が終わって、歩いて帰宅する途中、街道沿いの南の路肩の土手には、青いオオイヌノフグリが地面に這うように一面に咲いているのを見つけた。おそらく追分で屋外で現在見られる唯一の「花」ではないだろうか。でもこの追分で二月の上旬に花が見られるのは珍しいと思う。やはり暖冬?なのだろうか。

土曜日とは思えぬ静かな午後、店内に格子の影が伸びている。店番をしながらキース・ジャレットのピアノを聴く。
  The Melody At Night, With You
広報の無線が入ったので、すわ噴火かと思ったら、今晩のウインターフェスティバルのイベントの「花火」のおしらせだった。以前は氷の彫刻が軽井沢駅前にずらっと並び、氷祭りの最中の土曜日に、松明がプリンススキー場を滑り降り、冬の花火が矢ケ崎公園で行われていた。見に行ったらものすごい人出で、強烈に寒かったが張り詰めた透明な空気の中の冬の花火もなかなかきれいだった。ここ数年は暖冬で氷が解けてしまい、氷像のコンテストはなくなってしまったようだが、まだ花火だけは行われているらしい。
県内のスキー場は雪不足でイベントを中止したところもあると聞くが、こういうときこそ軽井沢のスキー場は強みを発揮する。今晩もスキー客やアウトレット客などで、花火の人出もまずまずだったのでは?
本当に暖冬?と半信半疑の追分住民なり。明日のご来店時はどうぞ暖かくしてお越しください。相変わらず晴天率は高いです。