otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

やっぱり!

月曜朝、神保町へ出かけるので朝からばたばたしていた。
あたり一面霜がおり凍てついている典型的な好天の冬の朝。車のフロントガラスにはびっしりと結晶が付き、エンジンを温め、八時に霜を削りとりいざ出発しようとしたら、目の前に横たわる山の様子がちょっと変。噴煙の量は少し大目ぐらいだが、色がいつもの白とは違いねずみ色だった。アレーなんかおかしい、もしかして噴火?と後ろ髪をひかれながらも車は一路東京へ。
あとで噴火したというニュースがテレビで流れていたと聞き「やっぱり」。あの灰色の煙を吐く山の姿を写真に撮っておくのだったと地団駄を踏んだのであった。前回(2日)の噴火は真夜中で、朝になったら雲の向こうで山の噴火の姿は見えなかったので噴火の証拠写真はない。実はこの日の朝、びっしりと着いた霜の模様があまりに綺麗だったので、カメラを持ち出してその写真を撮ったというのに、山の写真は撮らなかったという失態をおかしていたのだった。それにしてもなぜか噴火はいつも月曜日。
 
火曜日夜に山に戻ってきたが、途中、関越道・上信越道から暮れていく行く手に煙を吐く山が見えた。碓氷・軽井沢ICを出た所では、路上に相当灰が堆積していた。これは!大変と思ったが、結局追分に戻ってくる途中ではここの降灰が一番ひどく、またもや南東方面に降ったようだ。帰宅してFM軽井沢の記事を見ると、昨日から二回小噴火して、その二回目がまだだらだらと続いているらしい。

FM軽井沢→http://fm-karuizawa.co.jp/blog/index.php?eid=787

夜になり、丸い大きな月が今晩も煌々と紺色の林に月光を浴びせて、木立の黒い影が長く伸びている。北側には闇の向こうに山が青白く見え、頂上付近が噴煙にぼやけているが、静まり返っているように見える。明朝じっくり見てみよう。

東京では紅白の梅が咲いて、日差しも暖かかった。東京の二月は春の兆しに満ちている。ちょっと気が緩んで峠を上ってきたら、バイパスの温度計は0℃。軽井沢の春ははるか彼方、油断大敵。

★明日11日は祝日にて、臨時開店いたします。
 12:00頃より夕刻5時頃までです。
  よろしくお願いいたします。
■皿の上の大根の花