otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

前向きな猫なので

番頭日記ですでにお伝えしているように、ベル公貰い傷。小さい頃から生傷が耐えないおてんば娘で、ここ数年壮年に達して静かになってきてものの、以前は家族の中で一番医者にお世話になっていた。決して相手に尻を向けないのは強い女の証拠と医者に言われて、喜んで良いのか嘆くべきか…。さっさと逃げたりしないので、いつも引っかかれたり、かじられたりして怪我を顔面に被り、見た目が悲惨なことに。
今回の喧嘩相手は、時折見かける隈取りくんではなく第三の新猫。白に赤トラのぶち猫で、ふさふさした立派な尻尾を持っていて、その姿はどことなく狐のよう。尻尾をたなびかせて林の中に逃げ去るのを数回目撃していた。ここ数日間にすでに数回喧嘩はしており、いつもベルが家の中に逃げ込んでいた。今回はついに目に傷を負ってしまった模様で現在ベルは片目。追分に引っ越してからまだ一度も動物病院のお世話になっておらず、いきつけの病院はまだ無いが、様子を見て病院へ行かなくてはならないことになるかも。億劫だが病院探しもしなくては。以前のように自転車に籠を積んで連れて行くわけには行かず、車に乗せていくことに。それにしても相手に攻め込まれて自分の家の軒先でやられるとは情けない!いったいキツネの奴、キミは何処のどいつ??けしからん、と母は怒るのである。猫の医者通いは面倒だけでなく出費も痛し。

話し変って、文系ファンタジック・シンガーPippoさんから、ライブのおしらせの葉書がこんな山中に舞い込む。Pippoさんとっても春らしいファンタジックな衣装を着こんでます。この写真は旅猫か猫さんが撮ったとかいう写真でしょうか。あらま、ライブは明日の夜です。
◆代官山「晴れたら空に豆まいて」にて18:30開演【会場18:00】
もちろん相棒のうさりんと。出番は三番目あたりらしいです。在京の方是非どうぞ!一足早く春に出会えるかも。

pippoさんのファンタジックな乙女な姿を見ていたら、ふと『空がレースに見えるとき』(ホロウイッツ作、バーバラ・クーニー絵)という絵本を思い出した。この本をめくるたびにかわうそとスパゲティを食べるのはどんな気分かなと思いつつ、レース模様の青紫色の空の不思議な魅力にやられてしまうのだ。ちょっと妖しい「ビムロスの夜」にダンスしている少女たちはPippoさんのお友達のよう。