otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

春待ち顔の枝先

下界では寒さがぐっと緩んでいるんだろうなー、夜桜なんか楽しんでるかなと思いつつ、お楽しみは先延ばしにということで、じっと我慢の山村です。それでもまだ追分はましな方で、北軽井沢からみえたお客様がまだ雪あるよとのこと。麦小舎さんからのお便りにも追分では淡雪だった木曜日朝、雪掻きが必要だったとのことで、上には上が。あちらは北側に加えて、標高も100mくらい高いのではないでしょうか?
鳥の餌台は、連日大賑わい。だんだんこの餌台のことが鳥界に広まって、数日前はカワラヒワが餌箱に潜っていました。昨日はイカルの大群に占拠されていました。うじゃうじゃいたのですぐカメラを構えたけど、いったんドバッと飛び去られてしまい、舞い戻ってきた数羽をなんとかパチリ。イカルはあのキオスクのシンボルになっている黄色いくちばしの鳥です。


今日はシメが小さい鳥用の餌台にやってきて、窮屈そうに餌をつついていました。シメやアトリ、イカルは、カラ族と違って居座り型なので、何時までも止まり木から動かず、他の鳥が迷惑そう?でした。もう一方の口が混雑していました。もう虫も結構飛んでいますが、まだ餌台は繁盛してます。昨日、もう最後かなと思いつつまたひまわりの種を買い足しました。
はしって! アレン (世界の絵本)
春というと一番に思いつく絵本は市川里美『春のうたがきこえる』(偕成社)。フランス在住の市川里美の本は、洋書でもあり和書でもあります。この本に出会ったのはかれこれ30年近く前ですが、子どもたちの表情に春を迎えた喜びが溢れている爽やかな一冊です。市川里美が絵本製作の合間に花のスケッチをしたものと四季折々のエッセイをまとめた『花と私の時間』(講談社 2006)も大好きな一冊ですが、豪華な花よりも素朴な野の花を好み、一文によると「花を描いたあとはいつも心がまとまって隠やかになれるので、花に感謝したい気持ちになるのだ。」そう。花に憑かれたというのが相応しいような、魂の宿った絵が収まっています。花と私の時間 ~モンマルトルのバルコニーより~ 
←昨日、今日→
さてわが庭にも、緑の気配がちらほらと。カタクリがいつの間にか首をもたげています。ダンコウバイの蕾も日一日とほどけてきています。昨日は雪を被ってちょっと驚いたでしょうか?