otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

手工業の一日

otobokecat2009-04-05

カタクリの蕾(斑入りなので園芸種、自生ではないのです)→
明日東京へ泊まりで出るので、リソグラフ(:印刷機)が使える。ということでにわかにその原稿作成に待ったなしとなる。日曜は開店日だが店番は番頭N氏に任せて、一日中山荘に篭ってチラシの元版つくりに没頭する。小布施のイベントで配ることを念頭に、店の口上、営業案内、イベントカレンダー、交通案内、地図などを盛り込む。いつもならチラシはA5両面印刷なのだが、盛りだくさんの内容でとても入りきらない。諦めてA4二つ折りの両面印刷とする。こういう印刷物作成に八朔さんに作ってもらったはんこが大活躍する。
ようやく終わって時計を見たら五時:もう閉店時間であった。パソコンとコピー機のまわりにはんこや定規、はさみ、糊、修正液、色鉛筆、消しゴム紙類などが散乱。なんとかイメージどおりの原稿が出来た。あとは、ベージュの紙かクラフト紙をユザワヤで購入して、リソグラフで両面印刷すればよい。インクは黒か紺か茶色。手に入った紙に合わせよう。私の知る限りでは、100枚単位で刷るときはこれが一番安上がりの印刷方法なり。都内某所ではカラーインクもあり、紙の色と組み合わせるとなかなかいい味が出る。何より安く上がり、しかも印刷速度も速い。こんな便利なものが、長野では不思議と見当たらない。学校や児童館などで多用されていると思うのだが…。
ざっと片付けて山道を下り、閉店支度をしていた番頭氏に合流。売り上げもまずまずだったよし。店の表に回ったら、花壇には岡田さんが予告していた通り、ちいさな新芽があちこちで顔をのぞかせている。登下校の小学生が遊んでいかないように、今だけ杭を立てさせてもらった。花が咲いたら気が着くだろうが、新芽はあまりに小さくけなげで、まだ存在感が無いので。ここは昨秋まで草茫々で、子どもたちのジグザグ歩きの通り道になっていた。
帰宅途中にツルヤへ砂糖を買いに行き、ストーブに作ってもらっていたぜんざいにドバッと投入する。日中は10℃近くまで行ったが、朝晩はまだ零下迄下がり、いまだに薪ストーブのお世話になっているのだ。そういえば、ついに二年前の台風の倒木から作った薪をすべて使い尽くしてしまった。要塞のように立ちはだかっていたのを、一本残らずくべてしまったわけで感慨深い。
とうとう決心して収穫し、晩御飯の味噌汁に、たった一つ出てきた庭のフキノトウを刻んで散らした。苦味が心地よい。大地よ、ご馳走様。

■ビーズ飾りのように露がついている。いろといい、かたちといい、自然美の妙に見とれてしまう。

◆今回時間が取れたら是非いきたい展覧会 

■「動物画の奇才・薮内正幸の世界」展 HPよりコピー

藪内のアトリエがあった吉祥寺で、企画展を開催する運びとなりました。薮内の代表的な作品を公開しますので、お近くにお越しの際には、是非お立ち寄りください。

■会期:2009年4月4日(土)〜5月24日(日) ※4月30日休館
■開館時間:午前10時〜午後7時30分  
■入館料:100円 
  ※小学生以下・65歳以上・障害者の方は無料
■問合せ: 0422-22-0385 
■住所:武蔵野市吉祥寺本町1-8-16 伊勢丹新館7階
■ホームページ http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/

■関連イベント
 ・4月18日(土) 講演会「画家として、親としての薮内正幸」 講師:藪内竜太
 ・5月4日(月)  コンサート「馬頭琴とホーミーの調べ」 演奏:梅木秀徳
 ・5月5日(火)  ワークショップ「親子で挑戦! バードステンシル」講師:神戸宇孝
 ・5月6日(水)  トークショー「飼育係による動物のお話」 講師:井の頭自然文化園飼育係