otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

春の嵐の中で

otobokecat2009-04-26

こんな日にはストーブに火を入れて、ぜんざいでもすすりながら猫とまどろんでいたいという願望とは裏腹な行動的な一日でした。
まず、六時過ぎから起き、珈琲を沸かしてポットにつめ、朝食もそこそこに7時半に家を出てみれば早朝は青かった空はわかに掻き曇り、店で昨日の積み残しの佐久アースデー用の机を車に積んでいる頃には、雨が降り始め、まさに暗雲垂れ込める中を車は中軽井沢へ。商工会館に八時に着き、私を残して満載の車は一路佐久へ。私は本日九時から発売の軽井沢町のプレミアム商品券を購入すべくここに降り立ったが、チラシをよく読んでいなかった為、発売場所は「中央公民館」であることを見落としていて、商工会館の張り紙を見て愕然!どうりで空いているわけだ!慌ててチラシを良く見ると地図もあり、ここから歩いて10分ほどであることがわかり、傘を差してせかせかと移動。中央公民館に着いてみたら、もうだいぶ人が並んでいて、建物の軒先で傘はたためたのがせめても。しかし列の始まりは建物の二階のようなので、いったい何人が並んでいるのかとちょっと不安になったが、最小でも(すべての人が限度額購入しても)500人は買うことが出来るはずで、前にはさすがに500人はいないようでした。せっかく一時間近く前から並んで買えなかったらがっかりである。くたびれもうけだけは勘弁!とどきどきしていましたが、やがて数列前にいるよく見かける飲食店のママサンが、携帯電話で大きな声で「私は80人目ぐらいだ、でもどんどん並んでいるので早く来るように」と家族に指令を出しているのが聞こえてきて、それならまあ100番目くらいかなと安堵していたのですが、おそらく周りの人はみんな耳がそちらへ向いていたのではないでしょうか?
そのうちパトカーがあたりを巡回をはじめ「駐車場はもう一杯です」とスピーカーで言うわ、警備員さんもうろうろ、なぜかここで「振り込めサギ防止」キャンペーンの楊枝が配られ、「次はこれを使うお饅頭かな?」という人がいて辺りの笑いを誘ったりしていました。私はこういう日は楊枝よりカイロを配れば良いのにと思ったことでした。雨は止んでも寒風がふきすさび、三列の人の列がどんどん長くなり…。
やがて申込用紙を書いていない人?と聞かれたので、「ハイ」と手を上げて用紙を貰い即記入。聞けば新聞の折込のチラシがその用紙だったらしいのです。わが家は新聞をとっていないので一瞬あせりました。
風で雲が飛ばされて目の前に浅間山が姿を見せ始め、なんと一晩ですっかり白くなっているには感嘆の声が。どうりで寒い。北海道が雪かと思っていたら、こんな近くでも雪であったのです。
9時になって列が動き出し、窓口は10こほどありスムーズに流れて無事商品券を手にしたのが9時20分頃でした。1万円で町内加盟店で1万二千円の買い物ができる商品券が手に入るとあって、なかなかの人気でした。長蛇の列の人が皆手に出来るのかな?とちょっと気にかかりました。
追分まで自力で戻る方法は二種類。中軽井沢まで歩いてしなの鉄道に一駅乗って、信濃追分駅から25分歩くか、軽井沢病院前から、町の循環バス西コースに揺られて店の近くの昇進橋で降りるかです。時間から言って9:46軽井沢病院発が一番妥当ということになり、少しあたりを歩き回って時間を潰し、人の気配のまったく無い休日の朝の病院の前のベンチで10分待って、これまた貸切のバスに乗り、直線距離なら10分もかからないところを30分かけて八の字に周り、でもお陰で花盛りの町内遊覧ができて追分に帰り着きました。(200円)
いつもより早く11時に店を開け、ようやく朝ご飯にありつきながら店番。広報の音声が11時に商品券が完売したことを告げていました。果たして何人が商品券を手にしたのでしょうか?
今日の店のお客様の来店は途切れずに、それでいてダブらず、お陰でいろいろお話をさせて頂くこともできました。風の中のご来店誠に有難うございました。
暖簾が踊りまくっていたので、佐久の青空組(=番頭)はこれでは苦戦中かとメールすると、それでも店よりも売り上げは上がっているようで、イベントはやはり人の流れがあるものです。モールのすぐとなりというのもいい立地です。
夕方、紫外線と強風にやられた番頭N氏が帰還。お疲れ様でした。
二週続きのイベント参加はチャレンジでしたが、準備の仕方、売れ筋もすこし見えてきていい勉強になりました。
皮肉なことにこの強風でテントは一回で壊れてしまい、エコロジーに反して使い捨てとなってしまったようです。

★このブログを読んでいただいている方で本日商品券を手にされた方は極めて少ないとは思いますが、当店も商品券が使える店の一つでありますので、どうぞご一考を。この券、大型店舗で使える券と使えない券がセットされているのが一工夫されていると思います。