otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

::魔法の水::

otobokecat2009-05-08

■カラマツ→
雨が終日降るなかで、林は瞬きするたびに緑に染まっていくようです。雨が天から降りかかると地表は潤んで、地面から、枝から芽がどんどん吹き出てくるので、雨はまるで魔法の水のようです。おそらく私は毎年今の時期に同じ台詞を口にしているでしょうが。
■ヤマブキ(左)とボケ

さすがにヤマブキやサクラソウなどの花は雨に打たれてうつむき加減ですが、鳥は雨などものともせず、ヒヨドリはボケの花に夢中だし、キビタキは林じゅうに響き渡る澄んだいい声で縄張り宣言をしています。彼らの写真は上手く撮れないので、かわりにこちらは水浴び中のシュジュウカラ↓
 

連休の後の追分宿は、例年の事ながらすっかり静まり返って、来るべき夏に向かってもう一眠りという感じです。この繁閑の差は恐るべし。今なら貸切りです!
発送の荷物を作りながら店番をしていると、ブック・カフェ利用の常連さんが来た後、小布施の境内アート執行委員をしているMさん(追分在住)が、反省会に行く前に、参加の感想を聞きに来てくださり、いろいろお話しました。よかったことも、少し見直す必要があるかもということも。ちょうど小布施に遊びに来てくれた永楽屋ガーデン;岡田さんも店にいたので、岡田さんにも来場者としての感想を聞いてみました。今年から町役場の事務のバックアップが入ったとはいえ、100以上の参加店のイベントを取り仕切るのは容易なことではありませんが、こういうきめ細かな対応をすること自体にこの長く続いているイベントの「発展の素」があるように思います。また参加の機会が与えられた暁には、我々も今年の経験を活かして、より佳いものを持ち込むよう努力するつもりです。
番頭N氏と交代して一足先に店を出て、山荘に帰る道すがら、まず「ままごと屋」さんを覗きHさんと閑談。追分宿で9年間骨董時幻さんの手伝いをしたHさんですが、今春から独りで店を切り盛りすることとなって、いろいろ苦労もあるようです。ブック・カバー用によさそうな古布を買って、店を出たら近所のAさんにばったり。これから寿美やさんに漬物用のきゅうりを買いに行くというので、一夜漬けを美味しく漬けるコツなど聞きながら一緒に寿美やへ。店内にはTさんが腰掛けておしゃべり中。店員のSさんと4人で世間話をしながら野菜を選びました。井戸端会議ならぬ、八百屋会議です。寿美やのおばさんが市場に出入りして見かけにはこだわらず安い青物を仕入れてくるので助かります。袋一杯のばらしたシメジが160円、ジャガイモも五個入りで170円、イチゴも1パック290円という具合。重くなった袋を提げて山道を上り始めたら、「夕焼け小焼け♪」が聞こえてきました。夕焼けではないけれど、ようやく雨はあがったようです。明日は青い空は見られるのでしょうか?

生きのびろ、ことば

生きのびろ、ことば

小池昌代を枕元に積んで屋上への誘惑ルーガ