otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

北の窓から

otobokecat2009-05-24

■このソーラー水循環システムの小さな小鉢の水で、シジュウカラが水浴びをしていたのには驚いた。その後ボケの木の中で羽の身づくろいをしていた。確かにおぼれないしちょうどいいサイズである。
今日は雨音で目が覚め→次第に小ぶりになり→日中一時日差しもあったような気がしたが→夕方にはまた土砂降りとなり→これが人払いとなって、静かに閉店時間を迎えた。雨は久々にたっぷりと降った。梅雨が近いことをなんとなく感じるような降り方だった。
今日から今年度のエコセミナーがスタート。告知の時間を一時間間違えて、いつもよりはやく9時よりスタートする。東京へ引っ越された方が、思いがけずこちらへ来るおついでもあったということで参加され、有り難いことだ。転勤となられたのでいたし方ないけれども、昨年まではセミナーの常連さんだっただけに、残念に思っていたのだ。
エコセミナーの間は店の一部をあけてわたしが店番。通常は開店は午後からなので午前中は開いていない。イベントのときが午前中あく数少ない機会となるが、観光で訪れた方や、たまたま通りかかった方がそんな事情もご存じなく暖簾をくぐられる。ま、日曜の午前中は本来は開けるべきなのかもしれない。
高原文庫の加藤周一展を見に来られた方が寄ってくださり、欲しかった本が手に入ったと喜んで帰られた。セミナー中は「お静かに願います」の看板を入り口に掲げているのだが、このご家族はそれをしっかり守り、小学生のお子さん二人にうるさくしない様にきっちり言い聞かせてから入店された。いまどき感心な一家だった。
午後に見えたご夫婦は、北側の吐き出し窓の外が雨に洗われたみずみずしい緑があたり一面広がっているのにいたく感激されていた。普通窓は南側にあるが、南窓から見える景色は逆光となるため色もとんでしまいがちとなり、北向きの窓から見える景色の方が色が鮮やかに見える。北側の窓は案外珍しいはずだ。天気が悪いこんな日は、一段と色が照り映えてきれいに見えるし、本屋にある窓は障子が入り屋外が見えないので、ブックカフェに入るととたんに緑が目に入るので、おそらく余計にそう思われたのだろう。
注文の本が入っているので、お電話しようと思っていたお客さまがふらりと見えた。以心伝心。時々ぷらっと寄るから電話するには及びませんとのこと。散歩の目的地になって、お役に立っているのだそうだ。

写真は追分駅の郵便局へ発送に行ったときに見つけた駅前の藤。ふつう樹の生い茂ったところで上の方に咲いているので、なかなか素人はカメラで撮れないが、ここは原っぱの端っこでなんとか近づいて撮る事ができた。諦めていたので嬉しい。しかも今がちょうど見頃。
  

昨日はクロネコが店にふらりと入ってきたという。亀田やのココアちゃんかな。今日は雨の中屋外で鳴き声が。どうやらヒキガエル。久々のまとまった雨も喜ぶ人がいる。