otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

猿、屋根に登る

 

朝、ベランダに人影!と思ったら、なんと猿影でした。いなくなった隙に慌ててベランダの日向においてある箱のトマトなどを室内へ。(まだ荒らされていなくてよかった)安定の悪い植木鉢などを下に下ろしたりして、ふと見るとなんと敵は屋根の上に上がって、お尻をぼりぼりかきながらこちらを見ている(高みの見物!)のです。その態度のふてぶてしさに呆れつつ、証拠写真を撮っておこうとカメラを取りに室内へ。カメラを構えたら、こちらへ向かってくるので、びびって早々に室内へ避難。ベランダの手すりに座ったり、いくつかの箱を荒らして、鳥の餌箱の底に残っている種を拾ったりしているので、洗濯物とかに手を出されないかひやひや・・・。大小二匹いて、屋根の上でどたばたと二匹で小競り合いもしたりしていたかと思うと、窓の外の林の中でウグイスカグラの実を食べたりしながら、あたりに小一時間近くいましたが、やがて物音がしなくなり、隣の犬が吼えている声が聞こえていたので、どうやら移動していった模様。あー怖かった。なにしろ脅かしたらこちらへ向かってくるのです。今まで窓やドアを開けっ放しでしたが、部屋の中に猿に入られたら大変。戸締りはどろぼう除けではなく猿対策として、ちゃんとしたほうが良さそうです。昼は野菜や梅干など屋外に干したりしていたのですが、これも当分気をつけなくては。なにしろ他の動物と違って、手先が器用で、網戸をあけたり、テレビのアンテナをいたずらしたりと手ごわいようです。
日中はネットのご注文の本の発送で店内で作業。今日は雨の合間に晴れ間が見えています。店の周りを見て回ったら、池の端にユキノシタが。花は遠の昔に咲き終わって実が付いているボケの大木に、なぜか名残の二、三輪の花が咲いていました。今となってはもう鳥にも狙われず、花びらもかじられずにきれいにぽっかりと。
  
店先の坪庭にコケモモの花がついていました。一方、東の石庭の夏椿の蕾が膨らんできてビー玉くらいです。咲くのが楽しみです。
 
一足先に帰宅途中、油屋旅館の石の塀でオダマキが藤紫の素敵な花を咲かせていました。夏を待つ追分宿にひっそりと咲く初夏の花たちです。寿美やには「臨時休業」の札が。関さん風邪でも引いたのでしょうか?空っぽの買い物籠を下げて山道を上っていったら、ハリエンジュの花が路面に落ちていました。高木の花は知らないうちに咲いて、終わってしまいます。
  

関さんは東京に仕入れに行っていたとのことでした。街中に「夏の繁忙期の支度中」の看板のかかった軽井沢です。実は今が静かで良いのですけれど…。