otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

水草を買いに

月曜日(29日)はいつもの中央市行です。ただ、限りなく六月末日に近い月曜日であったため、精算日が翌日(30日)とあっては、太っ腹の古本屋(勿論他店のはなし)でも大商いは手控えられ、それを予想する堅実な本屋は高く売れないので本を持ち込まず。私は来週は他の大市の関係で中央市は無いため、てっきりこの日には沢山荷物が出ると思っていましたけど。品薄+懐寂しいとあっては、あまり芳しい市場にはなってなかったようでした。私はそのドサクサの中でダメモトで入れたというのに、意外にも入札した絵本の山は三口とも買えてしまいました。わからないものです。ビギナーズなんやらというか、おそらく大手書店さんには、小さなちょっと古めの束にはあまり食指が動かないのでしょう。確かに掃除は大変そうです。
今回は、プライベートな用事もあったので、番頭号に買えた荷物を積み神保町で送り出してから、一人東京に残り二泊して水曜日夜に高速バスで帰宅することにしていました。
月曜は市のあとチラシをリソグラフで印刷した後、夜は少年Rと久しぶりに西荻GORIZO(ゴリゾー)で食事。勿論、その前にすぐ近くの音羽館さんに寄って本棚を勉強。相変わらず勤め帰りの人や大学生などで盛況でした。音羽館は我々の師匠(勝手に)なのです。先ほど市場で見かけた店主:広瀬さんがもうカウンターの向こうにいました。東京はここが違う!夜七時、これから夜中までがこの店に息が吹き込まれる時間です。ここも違う。
こういう美味しくて気さくな店が軽井沢にもあったらなあと、GOLIZOさんではいつも思います。この店には印刷したメニューはなくすべて黒板書きです。まさに市場と相談しての日替わり献立。主のゴリさんも食材もメニューもすべて活きのよさがこの店の「売り」です。月曜だというのに、あれよという間に席はすべて埋まりました。
少年Rとたらふく食べて、しゃべって解散。
翌日は銀行周りをいろいろと、久しぶりに懐かしい友人に会ってオバントークを少々。
最終日の水曜日、バスに乗る前に池袋近辺にお住まいの当店オリジナルのブックカバーやトートバックの縫製担当の羊屋さんに池袋まで来てもらって、今後のブックカバー作成の打ち合わせ。早めに池袋に着いたので、軽井沢ではなかなか手に入らない「水草」を買って帰ろうと思い立ち、デパート案内嬢に相談したら屋上にあるとのこと。羊屋さんに水草売り場にいると伝えたら、なんと羊屋さんも熱帯魚コーナーに御用があるとのことで、デパートの屋上で落ち合い二人で水草を買うことに。布の話をするはずが・・・。かつては屋上にはペットコーナーを持つデパートが多かったですが、今は亀とか、熱帯魚、カブトムシなどしか置いていないようです。佐久、軽井沢にはそれすらも無いのです。
水草で水槽の中に風景が作れるようなアクアリウム?という趣味も今ではあるようで、水草売り場には観葉植物の如く、色形とも様々なものが売られていました。売り場の女性がベテランで、どんな質問にもちゃんと答えてくださって感心しましたが、結果、これらのきれいな水草育成には蛍光灯の灯かりが入用(しかも二本)とのことで、ただのメダカの水槽には向かないとのこと、ちょっとがっかりして金魚藻だけを購入。羊屋さんは水槽の底に敷く砂利を買っていました。
沼エビにもそそられましたが、エビの入った水風船のような袋もってバスに揺られるのもどんなものかと思い断念。
バス停の近くで、お茶を飲んで本来の打ち合わせをした後、6:10にバスは10人ばかりを乗せて発車、車中の人となりました。運転手さんには申し訳なしですが、空いているバスは快適でした。
日中移動中には雨が降らずに助かりましたが、ついに窓は雨粒で一杯に。霧が巻く軽井沢に上がってきたら、気温は17度。追分に定刻より数分早く到着し、降り立ったら肌寒い位でした。
無事、水草は持って帰ることができました。めだか陣へのお土産です。
タイムに可愛い花が。
 
もうそろそろ開花です、キリンソウ。