otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

木漏れ日のない日々

otobokecat2009-07-23

エコロジー菜園の花:かぼちゃ
毎日店をあけながら、馬子唄道中に向けてもくもくと本の整理をしています。さすがに夏本番に入り、ありがたいことに平日でもお客様は終日みえます。小さいお子さんからご年配の方までお越しいただくことのできる古本屋はちょっと珍しいかと思います。
一日の終わりに店内を回ると、本がちょっと移動していたり、備品の「機関車トーマス」が、思わぬところに隠れていたりします。
備品というと、本棚の一番高〜いところで店番?をしているエレキングの存在に気づかれるお客様もたまにいらして、さりげなくそのことを口にされると、こちらもちょっと嬉しくなります。実はトトロもいますが・・・ご存知ですか?

今日は午後は霧が巻いていました。霧=湿気ですので、本屋としては用心しつつ窓を控えめに開けています。結果、室温は上がり湿度もあって店内は少々蒸し暑く感じます。一歩屋外に出るとヒヤッとしていて、乳白色の林はなかなか趣があり、そこへ郭公が鳴いたりすると、「霧の軽井沢」の一丁上がり!ですが、傘はさせないし、服や髪はしっとりと濡れてしまって…。霧はなかなか扱いにくいものなのです。

昨日は、朝起きたら雨音がしており、だめだと思ったものの、九時ごろさっと日が照り、やったと思ったのも束の間、その後はずっと曇りで、灰色の空を恨めしそうに見ていただけでした。部分日食最大時あたりなんとなく暗くなったような気もしましたが、予想ほどでもなく、皆既と部分はここまで違うのかと思ったことでした。日食グラスを購入しなかったのが吉と出たか、凶と出たか?でもベルデのブログによると一瞬見えたとのことで、我々は諦めが早かったということのようです。何日も前から南の島でその瞬間を待っていた人の無念はいかばかりかと思うと、残念がるほどのことでも。欲を言えば、不思議な木漏れ日が見てみたかったです。こればかりは洋上の船の上や雲の上の飛行機の中では見られないでしょうから。昨晩のNHKの夜の日食特集は、世界の日食時の様々な表情が見られましたが、中継時ではなく夜の総括ならば、客観的な神秘の分析に徹して欲しかったなと思ったのは、私だけでしょうか?

今日も木漏れ日は見られない一日でした。
  
■蝶々たち