otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

猫の目天気日

otobokecat2009-07-31

本日は、8月7日の「軽井沢散歩;千ヶ滝の巻」の実踏=下見に講師の森林インストラクター;高尾幸男さんと行って来ました。
千ヶ滝までの遊歩道が整備され「せせらぎの道」という名でオープンしたのが平成11年頃で、できたばかりの道へまだ小学生だった少年Rと出かけたことを覚えています。すっかり様変わりしていてびっくりでしたが、10年ぶりですから変って当たり前です。追分には大きな川は無いので、おなじ緑の中の散歩とはいえ湿度、音、植生などが違い、滝まで川に沿って歩くという自体がとても新鮮に感じられました。いろいろな植物に出会えましたよ。何に逢ったかは来週の散歩のお楽しみにしましょう。夏の午前中、滝に向かって歩く散歩に是非ご参加ください!(週末の混雑がひどい時期ですので、金曜日開催です。)
千ヶ滝から戻ってから、店番へ出かける前に山荘の前の国有林の様子を見に行ってみました。早春以来ちょっと山の散歩をサボって、最近では家と店の往復しかしていませんでした。千が滝を歩いていてふと気になったのでした。ちょっと歩くコースを変えると案外出会う植物が変わります。案の定、早速初めて見る花に出会いました。1000m林道より北側の登山道付近は、二年前までは赤松ばかりが植林された林でした。松は常緑ですから、高木になった時点で地面に日がささないちょっと薄暗い林となり、キノコは結構でましたが、植生としてはクサソテツが茂るばかりの面白みの無い林でした。台風で木がドミノ倒しに倒れ、それらがほとんど撤去されて裸地となり二回目の夏がきました。地面がさんさんと日を浴びるようになり、群雄割拠とでも言いましょうか、いっせいに色々な植物が争って茂り始めたのです。春にはこい紫のスミレが大きな株で咲いていました。そして今日久しぶりに歩いてみると、ヤマホタルブクロが凄い勢いで咲いていました。オカトラノオの群生もありました。今日初めて見た花を後で図鑑で調べてみると「ミソガワソウ」のようです。ハーブの花のような爽やかな桃色の小花でした。萩ももう咲いていました。また時々来て見ようと思います。

  
  

そうそう図鑑をめくっていたら、一ヶ月前に見て気になっていた花の名を見つけました−コバノイチヤクソウ。ベニバナイチヤクソウと似ているなとは思っていましたが、仲間だったのです。図鑑はいろいろ教えてくれますが図鑑と首っ引きで調べまくると疲れてしまいます。印象に残ったものを一つか二つ覚えるのがちょうどいいかなと。
←コバノイチヤクソウらしい(ハート型の葉はスミレのものです)

それにしても今日は猫の目のようにくるくる変る天気の一日でした。薄曇の中、当日と同じく朝八時半に歩き始め、下見後半で小雨が降り始めたものの、11時頃追分に戻ると一転晴天に。なんだ今頃晴れたねえと洗濯物を干して店へ。午後、霧が巻き始め、やがて小雨に。そして雷が一つ鳴って土砂降り、夜半にだらだら雨もなり…今もまだぼしゃぼしゃと降って止みそうもありません。洗濯物は湿ったまま取り込まれ、今日も乾燥機行きとなりました。

■霧の中で迷子になっている2009年夏?