無事の知らせ

古本屋の実店舗を開店しながら、ネットでも販売しています。店売りだけでできればよいのですが、真夏の一ヶ月を除くと、なにせ人のいない環境にあるため、店売りだけでは干上がってしまいます。そこで日本の古本屋のサイトに参加して、また自店のHPも持って、ネットによるご注文にも対応しています。この二種類の販売法が上手く補間して、なんとか店を成り立たせています。
真夏の一ヶ月は店が忙しいため、ネットの方はお休みしてもいいのですが、今夏の追分宿への人出はいまひとつ落ち込んでおり、今のところ併売しています。長雨や都会の暑さで、外出を見合わせて自宅でパソコンに向かう人も少なからずいらっしゃるかと思います。
ネットで注文と一口に言っても、いろいろな方法がありますが、店売りと違い、メール環境によって極めて事務的に進むことがほとんどです。時折、お客様のお心遣いをいただくことがあり、嬉しく思う瞬間があります。
例えば送料は一件何冊のお買い上げでも一律３００円を頂戴していますが、数冊お買い上げだったり、一冊がレンガのように大きかったりする場合、４５０円の切手を貼ったりすることも中にはありますが、３００円との差額をわざわざ切手でお送りいただき恐縮したことも数回ありました。到着しましたとのご連絡いただくこともあります。
今日届いたメールに緑のそよ風がたった気がしました。
「〜仄かに木の匂いがしました。
いつもの古本ではない匂いにとても感激しています。」
建物が建って早三年経過しましたが、いまだに店に入るなり木造の木の香りをほめてくださる方も多く見えます。我々は慣れてしまって気が着かないのです。古本にありがちなかび臭い本の匂いが古本屋の典型ですが、当店では本棚も木製なので防臭効果を発揮しているようです。木は凄いなとつくづく思います。到着のメールを有難うございました。無事に着いたことが何よりよかったです。

散策のお申し込み、そろそろ定員近くになってきました♪