otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

避暑地の時間


昨晩、ふと気がついたら雨音が。ここ数日雨が一滴も降っておらず、そろそろ水でもまかなくてはと思っていたのでいいお湿りでした。
変わって今朝は快晴。ここ数日で一番いい天気だったのではないでしょうか?しかも昨夜の雨のおかげで空気もすっきり、晴天続きでくたびれかけていた露草の叢が元気を取り戻しました。

わずかに残る朝露を求めて蝶が舞っていました。ルリタテハを目撃したものの、すばしっこくて写真には収められず。でもあの素敵な蒼いラインが見られて嬉しかったです。
日中は夏らしく暑かったものの、夕方にはぐんと涼しくなって20℃を切りました。この温度差が避暑地の所以です。
今日は、さすがに夏休み中だけあって通常と違って日曜でも夕方にかけて店は賑わいました。その上、まとまった買取りが二件入り、さらに親戚一家が店に寄ってくれて、こんな賑わいのある日曜は珍しいです。売り上げもざっと普段の二倍ありました。
帰省中の少年Rはめったに会う機会のない従兄弟と会うことが出来ましたが、こういった状況は軽井沢という場所の特殊性を現しています。単なる観光地やリゾートではこうはいきません。避暑地には涼を求めて人が同時期に集います。久々に家族や親戚が一堂に会して大家族になったり、家族ぐるみで友人と食事をしたり、テニスやゴルフをしたり・・・。避暑地ならではの非日常の世界がここにあります。
少年Rは気の毒に、帰省してもちっとも家族からかまってもらえず、一人で石尊山に登ったり、アウトレットに行ったりしていましたが、日頃の一人暮らしの身では、一緒に食事をしたり、話し相手をしてくれる人がいるだけでも気がまぎれたのでは?思いっきり朝寝られるだけでも、まさしく「休暇」になったのではないでしょうか?涼しさぐらいしかご馳走出来なかったけど、帰ってきてくれて有難う。
夜八時半、軽井沢駅周辺にたくさん人が歩いていました。打ち上げ花火も見えました。盆踊りの音楽も聞こえています。追分に戻ってきたら、浅間神社にはたくさんの人が集まっていました。普段は夜八時を回ると町内どこでも静まり返る軽井沢ですが、8月いっぱいは非日常の世界というわけです。

 

〔クイズ〕少年Rがこの一週間で、上下合わせて1000頁の大作を二種類、読破して行きました。さて、これは何だったでしょう?答えは次回。