otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

コロコロニ〜な追分

山荘の屋根にはコナラのどんぐりが降ってきます。山荘は平屋で、しかも二段ベットの上に寝ている私には、すぐ頭上に落下するビシバシ!コロコロコロ・・・という音が夜な夜な聞こえています。しかも屋根の斜面に落ちるので、必ずコロコロコロ・・・まで聞こえるのです。もっとも私はかなり寝つきがいいほうなので、気にもならないですが、寝つきが悪い人だったら、羊を数えるようにどんぐりの音を数えてしまい、寝られなくなるかもしれません。
故意的にではないのですが、毎日ブログに実の写真を載せています。まだまだあります。今日はマユミ。池の端でざくざく生っています。隣は種ですがカエデ プロペラ型の種です。
 
■実と言えば、栗です。

あたりにはたくさん実がなっているように見えますが、山の実りは全般的に不作と言われていて、野生動物にとっては深刻な秋となるかもしれません。あの乗鞍の熊はなぜ暴走したのでしょうか?あの乗鞍の駐車場の標高は浅間山のてっぺんほどあるはず。すでにだいぶ寒いのでは?

店の裏は手入れも行き届かず、今は茫々たる状況ですが、はびこっている雑草にもなかなかオツな花が咲いており、負け惜しみのようですが、今はもっぱらそれを楽しんでいます。特に気に入った花があって、私が「此れが気に入っているの」と言ったら、園芸士の岡田さんに「それ、ヤブカラシですよぉ」と呆れられてしまいました。ホップに似た形で、赤みがさしており提灯のようにぶら下がっています。草むらのギャング?であるヤブカラシの花に惹かれるとは、私は究極の自然派?か。ふと見ると長いこと乗ってない自転車もヤブカラシにすっかり巻き付かれてしまっていました。これでは乗れません。天然チェーンと言うところ。ま、あと二ヶ月もすればみな枯れてしまうわけで、このまま放っておくことにします。ヤブカラシをはじめ、今の時期の雑草の生命力は凄くて、下手に手を出そうものなら、種まぶしになるか、ぎざぎざの茎や葉にこちらが痛めつけられるか、かぶれるか、ろくなことはありません。
■ヤブカラシ、ミゾソバゲンノショウコ

さすがにだいぶ静かになった追分です。いよいよ大学の夏休みも終わり、大学関係者が多いこの村では、夏別荘を閉める時期になりました。もっとも最近は一年を通じて見える方も増えていますが。それでも通して住んでいないと、水道栓が凍るので、別荘は11月の初めあたりがデッドライン。それ以降も来られる方は、冬でも大丈夫な施設に滞在されているか、軽井沢の寒冷時の良さをご存知の方です。
今日など村はすでに半分寝てました。明日は木曜ですから当店は通常通り開店しますが、火曜日の休みを返上した店がいっせいに明日休みとなるらしく、今週は木曜がゴーストタウンとなりそうですが、いまさら当店は変更できず。明日は一軒さびしく開店することになります。
それどころか、明日から連休中に頂いたたくさんのご注文の本の入金が始まり、おそらく発送作業が多忙になる模様で、休むどころではありません。一年の半分しか人出のない寒村では、蟻とキリギリスの法則をまもらなくては。ヤブカラシが枯れるまでえっさえっさと働こう!
ついに今日、薪運びもしました。ストーブに火が入るのは何時になるでしょうか?山荘に積んであった台風で出来た薪はこの春にすでになく、この秋は薪の調達も仕事のうちです。