otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

虫の国の落日

otobokecat2009-09-24

虫の王国だった追分も、気温が低くなったせいか、昆虫の活動は衰えています。鳴く虫も聞こえるのはエンマコオロギばかり。哀愁のある声があたりに響きます。蝶もすっかり減りました。たまにかろうじてミドリヒョウモンが見られます。先週林道の北の国有林でミヤマカラスアゲハと思われるきれいな蝶を発見。メマツヨイグサの花から花へ飛び回っています。近づいて見たら、残念なことにやはり羽がだいぶくたびれていました。それにしても、手のひら大という大型サイズと、神秘的な色にすっかり魅了され、しばらく追っかけて草原を彷徨いました。なんというエメラルドグリーンの鮮やかさ!
 
庭で草花の写真を撮っていたら、ぼてっと頭上から落ちてきた黒い虫あり。カミキリムシです。白い斑点のないもので、大きさはかなり大型です。体長は5cmぐらい、ひげも立派で10cmぐらいありましたが、その割りには行動があたふたしていて威厳のかけらもなく、木に止まらせてやっても、足を踏み外したり、滑らせて再び落下する有様。木の天辺から飛びたっても、1mぐらい放物線をかいてまた地面に降りてきたので、見放しました。
 
■チラシをおかせてもらいがてら、ちょっとリエゾンさんへエスケープ。追分の西端、サンライン終点近くを入ったところ、町営のテニスコートの向かいにある喫茶店です。喫茶店という表現はもう古いのかしら。カフェです。
日暮れ時が素敵になるらしいけれど、午後のテラス席はなんとも言えず落ち着いたいい感じでした。テニスに興じる人たちの歓声を耳にしながら、コーヒーとチーズケーキを頂きちょっと贅沢な時間を。もう少しで一周年とのこと。
ご夫婦で気さくにもてなしておられて、和んだ雰囲気がこの店の魅力のひとつとなりそうです。本もいろいろあります。いつも当店をお客様に宣伝していただいており、リエゾンさんに教えてもらいましたというお客様が見えることがあります。足を向けて寝られません。

 
 ◇Cafe Liaison 10:00-18:00 水曜定休 0267−46−9224
http://liaison8.exblog.jp/i2/

寄り道をした後は、林道から歩いて帰宅。追分は村内に高低差があるので、自転車より歩いたほうが快調に移動できます。

■店内を秋の装いにしてみました