otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

水遊びはもうおしまい*

otobokecat2009-09-25

落ちたて!
舗装された道を歩いていると、落下した栗の実が車に潰されているのを見かけました。熟した栗はイガがはじけており、たいていは落下した衝撃でイガと実が分かれています。ついこの間まで、「緑のうに」といった感じのはじけていない青い丸いイガが転がっていましたが、ついに機は熟したということなのでしょう。すぐに虫が入ってしまうのですが、今日拾ってきた栗はつやつやとして今のところまだ穴は開いていません。初ものというわけです。山の栗は見た目は可愛らしいのですが、食べるとなると皮をむくと小さくなってしまいますので、今のところ眺めています。秋にはよく道路でカラスが騒いでいますが、頭のいいからすのこと、栗を車に轢かせて、皮が破れたところを食べているのでは?からすといえども、このイガ、硬い皮には閉口していることでしょう。カラスに食べられる前に数個拾ってきました。あとはカラスやリスにあげます。

今までに野生動物に次々と会った話はブログに書いてきました。幸いツキノワグマにはまだ出くわしていませんが、実は昨晩新たな動物を目撃しました。おそらくアライグマ!です。
たぬきと何処が違うかというと定かではないのですが、水で手を洗っていたのです。何しろここ数日、朝になってみるとメダカの水槽の補給用の水を入れている容器から水草やホテイソウがつまみ出されてあたりに散乱している日が続いていたのです。ホテイソウの膨らんだ部分がかじられ、遊びで入れている陶器の金魚や貝がらが数メートル先の花壇のなかに転がっていたりとエスカレートしてきて、「犯人は誰だ!」と気になっていたのです。他にも植木鉢にほじくった跡があったりします。いたずらの手のこみようからいって、イノシシでの仕業はなく、陶器の金魚に手を出すのは猫かなと思いつつ、魚の味もしないのにくわえて運んだりするでしょうか。それにホテイソウをかじるあたりはやはり猫でもなく、手先が器用に使えるとは言っても猿が夜に活動するとも思えず・・・首をひねっていました。
昨晩、居間で本を読んでいたら、雨も降っていないのに玄関の外で水音がしました。耳をそばだてていると、ぴちゃぴちゃ・・・とずっと聞こえるのです。がりがりという音も。意を決して玄関の電燈をつけ、玄関のドアを開けてみると、水槽で手を洗っている小動物がいます。こら!というと顔を上げてこちらを見ました。くりくりの目ととんがった鼻はたぬき顔。でもその動作はどう見てもアライグマでした。前足?手で水槽の水の中を探っていました。私の顔を見て水槽をひっくり返して茂みの中へ逃げて行きましたが、遠くへは行かず潜んでいる様子。二三匹はいる気配でした。夜な夜な水槽で遊んでいたのは彼らだったのです。いたずらしても翌日にはまた元に戻っているので、彼らも不思議に思っていたことでしょう。
アライグマというのは、つまりラクーンのことで、以前ピッキオさんが取り上げていましたが、元来軽井沢にはいない動物で、おそらくペットの野生化だということで、このラクーンの被害が次第に出ているということでした。
タヌキは東京にも住んでいるくらいで、身近な小動物です。人家の床下に住み着いたりすると匂いやダニ・ノミの問題があるとはいえ、比較的人間と共生ができる生き物だとナチュラリストの佐々木洋さんが言っておられました。一方、ラクーンは姿はタヌキに似ていますがかなり手ごわい存在のはずです。木にも登れますし、かなりの頭脳派です。童話やアニメに出てくるほどは愛らしい存在とは言い難いはずで、もしラクーンだったら、今後何かと問題が起きそうです。それにしても魚の入っていない水槽で一帯何をやっていたんだろう?哀れ粉々になったホテイソウは捨てて、花壇で腹を見せてひっくり返っている陶器の金魚を拾ってきて洗い、水槽に水を張るのはやめました。今晩あたりまたやってきて、遊び場が無くなっていてがっかりするかな。逆切れされたら困るけれども・・・。明日の朝、恐る恐る玄関を開けてみます。
◆報告◆
ラクーンの怒りは若干ありました。
被害は皆無でもなくでも微妙に二つだけ。
①買ってきたばかりのメダカのエサ大袋が大破し、花壇の中に放置されていました。
②園芸教室で株分けしたキチジョウソウのポットをひとつが掘り起こされていました。即、地植えしましたが、根がかじられている模様。(涙〉

■在りし日の水槽 
ラクーンといえば

まんげつのよるまでまちなさい

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■新着本
闊歩するゲーテ

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夏目漱石を読む (ちくま文庫)

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