otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

地の丸と天の円

otobokecat2009-10-03

■店の前の花壇、サラシナショウマが終わり、ホトトギスが咲き始めました。
昨晩のNHK長野の「知る信(しるしん)」では、読書の秋に古本カフェへと言うことで、高遠の二軒と合わせて取り上げられていました。紅茶の色がきれいに出ていて裏方としては苦心の甲斐がありました。あのティーカップの横においてあった本が何かわかるでしょうか?カバーのついていない後藤明生の『笑坂』の文庫本です。手に入れにくいので大変高い本ですが、カバーがついていないため値段がつけにくいので、追分宿でめくるのにこれほどぴったりの本もありませんので、カフェ設備の本としています。
佐久の方が、あのテレビを見て場所の見当をつけて来てくださいました。追分宿には迷うほど商店がないので、追分宿まで来ていただければ、タバコ色の暖簾が目に入るとお思います。
《追分便り》9月初めからお休みだった喫茶&ギャラリーごんざさんは、10月7日より営業再開とのことです。
今日は、午後から晴れました。明日もなんとかいけそうです。晩秋の雨は寒いので、テニスやゴルフのお客様には週末の晴れをプレゼントしたいところです。北軽井沢ではクラフト・フェアも行われているはずですし。
 
昨日、店の脇で見つかった巨大きのこ。傘は4cmぐらい厚みがあり、裏がパンケーキのような黄色いスポンジ状。軸も直径4cmぐらいある大〜きなきのこ。手に持つと見た目よりもずっしり重く、図ってみると400gありました。本が一冊500gですから、本ぐらい重いきのこです。あまりにも立派で、いい加減に扱うのが恐れ多くて写真に撮ってから、元の場所に戻しました。傘にまったくぬめりがないし、無傷なのがどうも怪しい。きのこは美味しいきのこは少なく、猛毒も少なく、食べるほどではないきのこ(:不食)と言うのが大半です。これもおそらくそれかなと。こんな大きなきのこが出るまでに、地の水分は回復しました。ちょうどいい案配に来週11日はきのこ祭りです。連休中日が吉と出るか凶と出るか?当店店頭でも古本セールスをやりますよ。欠品していたきのこトランプも入荷します。54枚柄が違います。

夕方買い物から帰って、空から強い光線を感じ、その光線の先には、くっきりとまあるいお月様。雲ひとつない東の空にこれまたまん丸な立派な月でした。雨上がりのきれいな空気を抜けて月光が地面に突き刺さるかのようでした。ススキの穂も出揃って、そうだ今日は仲秋の満月。

きのこといい、満月といい、丸いものをみるとちょっと気持ちが和みます。