otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

東京マラソン

otobokecat2009-10-07

先週末はこのあたりの稲刈りだったと、寿美屋の関さんに聞いていた。どうりで村内に人がいない!「天気はいいのに店が暇で困ったものだ」と関さんのご機嫌は今ひとつ。寿美屋では野菜や果物を扱っているので、予定した売り上げがないと、いろいろ気になることも多いのだろう。
月曜に東京へ出かけるので、少年Rのところに差し入れに持っていくジャムを買う。新製品が出来ていて、白桃と黄桃のミックスジャムだという。ほんのり黄色で、秋のトーストにぴったりのジャムだなぁ。ゆき子おばさんは新製品をあれこれ考えるが、いつも◎と言うわけではない。プルーンやりんご、杏あたりはジャム屋多い軽井沢のなかでも一級品。残念ながら巨峰ジャムは色はきれいだけれど、甘いばっかりだった。巨峰は生に限る。でもあれこれ工夫して新しいものに挑戦することはいいことだ。
寿美屋の店先の果物がどんどん様変わりする。秋はりんごの種類が特にめまぐるしく変わるのが面白い。津軽(ツガル)やさんさといった秋の入り口のりんごはもう姿を消し、初物のりんごのしんがり:フジもでてきた。先週から秋映(あきばえ)が出ている。紅玉を買って焼きりんごを作って食べたら、秋そのものの味だった。

月火と東京へ行ってきた。来週は連休中だし、その次は長野の市なので当分いけないので、今回は本の整理もかねて出品をすることにして、そのために週末中二階の倉庫で本と格闘して出品物を作った。土曜日閉店後それらの本の束を車に積み込み終わった頃にはもうあたりは真っ暗。満月の翌日だけれど、まだまだ立派な丸い月がくっきりと藍色の空に見えた。
月曜は曇り空の下出発。峠に向かう途中、稲刈りの済んだ田が見え、ああ本当だったんだと。このあたりは米どころではないけれど、稲刈りの済んだ田んぼの風情が身近にあるのはいい。収穫の終わった畑と言うのは残った葉や茎が打ち捨てられてなんとなく無残な感じがあるが、稲刈の後は実にすっきり美しい。しかし今週は台風も来ていて雨マークばかりで、干した稲が何日も雨に濡れそぼってしまって、大丈夫なのかなとちょっと気になる。
無事出品して、市場で入札してから、古書会館で行われている日本の古本屋展に出向く。当店のミシン番羊屋の青木さんも来て一緒に冷やかす。海ネコさんの洋書のラインナップが素晴らしい。その後羊屋さんと縫い物の相談など。彼女はこちらの無理難題をかなえてくれる、コロニーの優秀な助っ人のひとり。
夕方西荻窪へ行きゴゴシマ屋をたずねると、澄子さんがちょうどいておしゃべり。澄子さんとは3歳違いなので、ついつい体調の話などおばさんトークとなる。ここにくると、外れなくちょっといい絵本や面白い紙ものに会えるのが嬉しい。メロジ作品展のはがきを置かせて貰う。音羽館に寄ったら高遠本の家のRさんがいた。二年ぶりくらいかな、元気そうだった。高遠と追分は同じ県内でもあっちとこっち、むしろ離れた東京、しかも古巣の西荻で会う確立のほうが高いと言うわけだ。
翌日は銀行周りをして、店で使う文具などの仕入れの後、チラシの印刷をして、久々に友人と待ち合わせて昼食をとりながらこれまたおばさんトークを少々。その後神保町へ行き、奥のカルタ店できのこトランプ他を仕入れてから、古書会館で番頭N氏に合流し前日入札して買えた本を積んで夕方雨の東京を出立したのだった。日頃に比べれば、疾風怒涛の二日間だった。交通網の完備した都会だからこそ出来る技だなとしみじみ思う。10分おきに電車が来るって凄い、と言う私はすっかりもう地方の人間です。

台風が無事去って(予定)、10月11日〔日〕は追分きのこ祭りが開催されます。きのこ鑑定、きのこ汁などどうぞお楽しみに。〔於:追分公民館〕
晴れたら当店では店頭で古本セールを行います。
欠品していた「きのこトランプ」も入荷しました。
 どうぞよろしくお願いします!

明日8日は開店日ですが、台風の状況如何では、臨時に閉店するかもしれません。電話でご確認いただけれると幸いです。軽井沢町内の学校は休校とのことです。皆様どうか安全第一で! 
0267−46−8088

■運動会と言えば;青いみかん、りんご、そして今期最後の村内産露地トマト