otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

天空の白鳥

今日は上原巌先生のトーク「森林浴最前線を行く」が三時半よりあり、夜7時から星座観察というイベントが二つの一日。トークについては、番頭氏がまとめてくれると思います。私はというと、焚き火と焼き芋に専念の一日でした。しかし昨夜の雨が原因か、なかなか火がうまく回らなくて、予定の三時半迄にうまく焼けたのはわずかに二本。上原先生のトーク終了時にまでにあと二本でした。参加者に一口分づつお出しして、もう一切れはお土産となりました。それにしても火に入れた芋の半分以上が未完成で終わり、出来栄えも試作のほうが良かったので、がっくりです。やっぱりもう少し修行をするべきでした。反省。奥の手:銘菓「浅間山」とりんごで切り抜けました。
トーク終了後、店を閉めてヴェルデ軽井沢少年の家へ向かい夕食を取り、7時から支配人Tさんのご案内で冬の星空観察会を。まず、天体望遠鏡で南西の空の木星と4つのガリレオ惑星と、月を観察。それから照明を落として空を見上げると、雲ひとつ無い完璧な星空には月夜ではありましたが、天の川が見えました。川をわたる白鳥(座)も。星の塊のスバルもみえました。東の空にはカペラがひときわ光っていました。次第に寒さで耳たぶと頬がしびれてきて、館内の薪ストーブの周りに移動して、暖を取りながら流星群の話などいろいろ伺いました。薪ストーブの火を見ながら星の話が出来ると言うのはかなり贅沢な気分です。
今日は半月に近い三日月でしたが、それでも人影がちゃんとできました。望遠鏡でクレーターもくっきり見えたし、また光っていない影の部分にかすかにクレーターなどが見えるのは、地球の照り返しだということで、月が一段と身近に感じられた夜でした。幸運にもここ数日で一番きれいな空でした。感謝。
上原先生のお話を聞くにつけても、木々に囲まれて生活したり、また落ち葉焚きや星空観察などが身近に出来ることを有難く思いました。人間力を取り戻す薬のような「自然環境」が売り物だったはずの軽井沢。この連休のこの町の交通渋滞は残念に思いました。昨日は特にひどくて、午後三時になってもまだ国道18号線軽井沢方面がのろのろでした。その余波で村中線も林道もスピードを上げた車が走り抜けて行きました。渋滞を引き起こす原因に対して、「厳重注意」は無いんでしょうか?

いよいよ、今年のイベントはすべて無事終了しました。
講師を引き受けてくださった方、ご参加下さった方々、本当に有難うございました。
四月の小布施の境内アート参加から8ヶ月間、20近い講座数、古本セールスなどもあり、今年は小布施に二回、北軽井沢、佐久へも出張し、延べで約30日も何らかのイベントを開催していたわけですから、自我自賛でお恥ずかしいですが結構頑張りました。どのイベントもとてもいい内容でしたが、あいにく一つ一つの講座への参加人員があまり多くなかったのが、今後の課題といえますが、大人数にならないことで、むしろ参加された方にはお楽しみいただけたかと思います。
どうもイベントは日程の設定が一番難しいようです。特に今年は休日の道路が相当混んだ事が裏目に出たように思います。これからの長〜い冬の間に、来春からの作戦などを練りたいと思います。ご意見等ありましたら、お寄せいただけると幸いです。