otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

そして今日も白 *

昨日の風景 
今日も朝からまさしく「粉」のような雪がずっと降り注いでいる追分です。
警報が出ている日本海側に比べれば、積雪はたいしたことは無く、大雪ではないものの、なにしろ解けないので少しずつ貯蓄が進んでいます。現在は枝の上はうっすらと、地面には10cmほどでしょうか。特に今日のような細かい雪は案外手ごわく、ちょっとした微風でも吹こうものなら、さまざまなところまで入り込み、正午の気温が−5℃以下という中では雪の結晶一枚であってもそのまま冷凍保存になります。
昨日は夜中にまとまって降っていましたが、朝には止みました。日中強い風が時折吹いては、積もった雪を吹き飛ばしていました。昨日は雪景色の向こうには山も見えていましたが、今日は一日中雪雲に覆われ、どこもかしこも白い追分です。今日はまた違った表情の静かな雪の日です。
店は週末までお休みしていますが、冬眠状態とはいえインターネット店へご注文を頂くので、その発送作業と店内整理に店へも行っています。雪の中でも、郵便やさんや宅急便の配達の方はいつもどおり働いておられ、有難いことです。このあたりの方はもちろん冬用のタイヤに履き替えているので、この程度の雪でも車は通常通りですが、徒歩者には実に動きにくい季節となりました。何しろ雪の下が氷です。
週末まであと二日、店を開けられるでしょうか?
この雪の中でも大盛況なのは(否、むしろ雪だからこそですが)、我が家のベランダの野鳥食堂です。ひまわりの種を求めて、シジュウカラヤマガラ、コガラが群れを成してやってきます。ベランダの手すりの雪には彼らの足跡が沢山ついています。

昨日はアトリらしき群れがヤマウルシの種をつつきに裏庭にいました。真っ白な風景の中だと、動くものがヨーク見えます。今のところ彼らはひまわりの種にはあまり近づきません。ひえや粟を出してやると多分ミヤマホオジロが来ます。店の周辺には結構ホオジロがいるので、ぼちぼち店の裏庭にも野鳥食堂を作ってやりましょう。室内からの野鳥観察は冬季限定のお楽しみです。

 これはツグミかな?太めです。

いまだに年賀状の返信を書いたりしています。名実ともにまさしく寒中見舞いですね。
年末に書いたものは、かろうじて年頭についていたと思いますが、慌しい中で気持ちにゆとりが無くどたばたと書いているので、乱筆乱文恥ずかしい限りです。そんな自戒の念もあっていただいた年賀状をめくっていると、そこに書き添えてある小文に、気持ちが動いてつい返事が書きたくなったりして、きりが無く…・・・ 。
つまりは私自身に一年で今が一番落ち着きがあるということなのでしょうか。もう少しこまめに、折々の季節の便りなど出せれば良いのですが。春からは本屋稼業だ、イベント開催だと慌しくなり、ふと気がつくとまた白いものが降る頃となってしまいます。
実は二月の半ばからは、すでに来期の準備が始まりますから、呑気なことを言っておられるのも後一ヶ月なのです。たとえ一ヶ月でもこの空白のような時があるから、なんとかやっているというのが実情です。