otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

再びよーく冷えてます

■日暮30分前の浅間

冷凍保存の雪がよりにもよって大寒の日の暖気で融けてゆき、久々に地面が姿を現しました。それにしても妙に暖かい数日でした。最高気温が10度を超え、夜でも屋根の雪が解けて、軒から雫がぽたぽたと落ちる音がするとは、この時期には有り得ないことで、最低気温も零度より上とは温度計を疑いましたが、それもわずか一日のことでした。温度計の針はみるみる定位置にもどりました。でも凍った雪道を歩かなくてすむのは助かります。
今日はからりと晴れ、きれいな青空が終日見えていましたが、まあ寒いこと!実は次週保健センターに呼び出しを食らっているので、付け焼刃ではありますが、駅前の郵便局まで歩いて行って、林道の家まで上って帰ってくる1時間ウォーキングをやったら、アイスクリームを食べたかのようにおでこが痛くなった次第。運動して温まるよりも、外気温が低くかったようです。ずっと地面がスケートリンク状態で、危なっかしくて歩くどころではなかったので、地表が見えたら歩いてみる気になったものの、やっぱり真冬は歩くのはやめておこうと思います。体に良いとはあまり思えません。さっさと撤退。

一軒向こうのままごとやさん(雑貨店)に先日寄ったら、暖冬だというので冬季も開店することにして年賀状にも書いてしまったのに、予報が外れてしまって困ったとぼやいていました。なにしろここは時代物の建物なので、燃料費だけでもばかになりません。そこで火曜〜木曜は閉めたようです。蕎麦やのささくらさんも今週は冬季のまとまったお休みを取っていました。今日もまだ休みでしたが、さて明日は?


明日は土曜日です。
現在、当店は週末のみの開店となっていますので、明日は開店します。
■土曜、日曜 12:00−17:00 開店
暖かくしてお待ちしております。
ちなみに道路は乾燥、快晴の予報です。

飛び切り寒い!ということは、夜空は凄くキレイということです。特にまだ月が細いので、見上げればもうプラネタリウムの如しです。
寒すぎて、じっと星座観察も出来かねますが、こういうときは本の世界へ。月や星、天体が題材の絵本は外国の方が多いように思います。月や星の捉え方は、海外のほうがダイナミックなようです。月にはしごをかけて上ろうと思うんですから。

■星どろぼう アンドレア・ディノト/文, アーノルド・ローベル/絵, やぎたよしこ/訳 ほるぷ出版 1978/05
満天の星を独り占めにしたいと思った泥棒が、まんまと星を全部盗んで、次に月が欲しいと思い、そこで御用になるという話です。さて星を戻そうとするとうまくいかず…アーノルド・ローベルの線画の美しさが楽しめる一冊です。 
おこった月■『おこった月』 
ウィリアム・スリーター/文,ブレア・レント/絵,はるみこうへい/訳 童話館出版 2006/09
たいようとつきはなぜそらにあるの?―アフリカ民話より (ほるぷ海外秀作絵本)■『たいようとつきはなぜそらにあるの?』
エルフィンストーン・ディレル/文,ブレア・レント/絵,きしのじゅんこ/訳 ほるぷ出版 1976/09
原始的タッチの絵が魅力のブレア・レントの本ですが、お話によって技法はさまざまです。レントは版画家でもありました。その版画で描かれたいかにもお話らしいお話に『バーバ・ヤガー』があります。
バーバ・ヤガー■番外 ブレア・レントつながりで『バーバ・ヤガー』
アーネスト・スモール/文, ブレア・レント/絵, こだまともこ/訳 童話館出版 1998/01
こわーい魔女のバーバ・ヤガーは、ニワトリの足が生えた小屋に住んでいて、森の中を歩き回っています。そして悪い子を見つけてはシチューのなかに入れて煮込んで食べてしまう!のです。さて、マーシャはどうやって魔の手から、否、鍋の中から脱出するのでしょうか? 昔話の面白さが存分に味わえる絵本です。
小沢俊夫さんの昔話の講義を受けてから30年たって、最近ようやく昔話の面白さがわかるようになって来ました。昔話に国境はないということも大変興味深いところです。似たようなお話は国内外の各地にあるのです。それでいて、少しずつ違うのもまた面白いです。

これらの絵本はブック・カフェでお見せします。春までは非売品の予定です。