otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

ねこげとねこけ

昨秋に開催した『追分猫日和』は、タイトルに「猫」が入ったこともあり、沢山の方にお越し頂き、猫力の底力を知ったのでした。愛猫家河村目呂二のお披露目には相応しい最初の切り口だったといえます。お陰様で沢山の方にメロジというアーティストの存在を知っていただいたくことが出来ました。メロジは実に多面的な才のある芸術家であり、猫ひとつとってもブロンズ像、塑像、土人形俳画、おもちゃ、ポスターと多種多様の技法で表現しました。スペースの都合もありましたが、実はまだまだあるのです。そしてまた猫以外にもお見せしたいものはいろいろあり、それがこれからのお楽しみ・・・となります。

今年は猫がブームになるんだそうで?つまり虎年の虎が猫属つながりということなんでしょうが、流行(はやり)にはめっぽう疎い追分ですが、猫に関しては我が家にもおりますし、最近では居候も(外猫というらしい)いますし、人の気配のない追分にも猫は結構いるので、なにしろメロジ展で証明されたこともありますし、この際猫力はおおいに使わせていただきたいと企んでいますが、気まぐれなのが猫の面白いところ、さてさてどうなりますか。
中央線沿線に住んでいたときに、噂には聞いていた猫の毛でフェルトを作ろうと考えた方が、その猫の毛で作った猫の指人形をもって目前に登場したときは、びっくりしました。昨秋のメロジ展にわざわざ来ていただいたのでした。ご縁とはこういうものですね。
熱心に展覧会を見てくださり、名刺代わりに御本と指人形を置いていかれたのでした。その本を読んでびっくり、隅々まで猫愛に満ちているのです。猫の毛というと、今までどちらかというと疎まれていた存在で、利用しようなどとは考えもしないものでしたが、それを利用して小物まで作ってみようと考え付くところも凄い。

その蔦谷さんからご連絡をいただき、なんと第二作が出るとのこと。またその掲載作品展示もあるイベント「猫毛祭り2010春」をするというお知らせです。猫の毛でフェルトなんか出来るの〜?という方や、中央線沿線にお住まいの方は、是非行ってみてください。会場はJR高円寺下車の「茶房高円寺書林」さん。なかなか盛り沢山のイベントになるようですよ。猫豆本もみられるとか。

 猫毛祭り2010春 
  2月20日(土)〜28日(日)
   11:30−21:00(最終日は20:00迄)
  於:茶房高円寺書林
参考→猫毛フェルトの部屋 http://nekoke.com/
http://nekono-okite.cocolog-nifty.com/blog/matsuri2010.html
 ご注意:期間中貸切イベント等で店内に入れない場合があるようです。事前にお問い合わせ下さい。

最近ベランダに居座っている狐君。
(ベル)狐君、今年は猫がブームなんだって・・・。
(狐君)ふん、そんなことより家の中にいれろよ。

◆私が猫毛フェルトを「ねこげ」と読んだのを、著者の蔦谷香理さんにやんわり「ねこけ」ですと訂正されてしまいました(汗)。皆様どうぞお間違えなく!

 尚、昨年二月に出た一冊目『猫毛フェルトの本―うちの猫と作る簡単ハンドクラフト』蔦谷香理 (飛鳥新社 )は当店新刊本のコーナーにて扱っています。猫毛フェルトで出来た指人形も飾ってありますから、是非見て、ちょいと触ってみてください。ふかふか・・・です。
続編も発売後、すぐに届く予定です。高円寺が遠い方はこちらをお楽しみに。

〜そろそろ猫毛のとれる季節です〜