otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

足元にご用心

確か昨日の天気予報では、今日は県北部(長野市以北)は雪でも、県の東部(佐久・軽井沢)は晴れるとか言ってた様に記憶しています。店を開けるので良かったと思っていたわけですが、朝起きてみたら大はずれ!昨晩からまた雪が降ったらしく、車がすっぽり綿帽子を被っています。それどころかずっと粉雪が絶え間なく降り、やがて風が出て枝の雪を吹き飛ばしていました。
山荘の雪かきをして、下へ行き店の雪かきをして、駐車場の雪かきをして、店は開けたものの、こんな日に出歩く人はまずいないわけで、蕎麦屋のささくらサンでさえお昼時にも駐車場に車はほとんど見られませんでした。風も突風が吹き、地吹雪のようになり降った雪が舞い上がり、どこもかしこもあたりは白!店のたて看板も吹っ飛び避難、暖簾も派手に踊っていました。発送作業は見合わせ、店の二階の本の整理に注力しました。月曜の市場へ持っていくものも見つかりました。たまにはこういう日もあってもいいのかもしれません。
夜はテレビでサッカーを観戦したものの、どちらにも点がさっぱり入らないので風呂に入り、出てきたところでちょうど映画の「フラガール」が始まったことろで見てしまい・・・夜は更けて行くのでした。古いテレビはそれは映りが悪くて、しかも我が家は新聞を取っていないので、テレビ欄が無いために、最近めったにテレビを見なくなっていたのです。テレビを買い換えたら、いまどきのテレビは番組表が見られるし、その上映りもやたらに良くて、ついついテレビを見てしまいます。まずいなぁ。「フラガール」を見た後、ふと壺井栄の『二十四の瞳』を思ってしまいました。慕われた女先生つながり?かしらん。
いつの間にか風は止んで静かになったと思ったら、吹き飛ばされない分どんどん積もりはじめ、テレビ三昧の間に地面の雪のかさはぐんと増えて、枝にも木々にも降り積もり、もうあたりは雪だらけです。そうはいってもここは日本海沿岸のような50cm、1mといったことはありません。明朝計ってみますが、以前降ったのとあわせて20cmぐらいではないでしょうか?
週末だけかろうじてビジネスが成り立つ場所なのに、この悪天はどうしたものでしょう。どうぞ!などと気軽に声をかけることもできません。明日の朝には止むとの予報ももはや信じ難いので、どうぞご自宅でコタツにでもあたっていてください。高速道上でのスリップ事故も起きているようです。パンピング・ブレーキと車間距離はしっかりと!特に軽井沢は、雪の下に氷が隠れているので、歩くもの車の運転も要注意!です。
雪でも最高気温が−4℃というのは、上空の寒気(−40℃)の凄さを感じます。春の絵本をご紹介する予定でしたが、今日はやめましょう。こういう雪の降り積もる日には、安房直子さんの童話などはいかがでしょう?
きつねの窓 (おはなし名作絵本 27) きつねの窓 (ポプラポケット文庫 (051-1)) つきよに [教科書にでてくる日本の名作童話(第1期)] 
『きつねの窓』はこの3冊↑どれにも入っています。挿絵画家が違うとそれぞれに違う趣きが醸しだされるのですが、安房直子さんの文章力とストーリーの持つ不思議さがあるからこそだと思うのです。
うさぎ屋のひみつ (現代の創作児童文学4) うさぎのくれたバレエシューズ (よみきかせ大型絵本) 
南塚直子さんと組んだ本も目に付きます。
花のにおう町 (安房直子セレクション3) 夢の果て―安房直子十七の物語 
味戸ケイコさんの絵との相性も抜群です。幻想的な魅力が倍増します。