otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

ふりそそぐ銀の糸

かつて氷室があちらこちらに点在していたという軽井沢。それもそのはず、年間平均気温が8℃というのですから。ここの生活に慣れてくると10℃以上になると、それだけで凄く暖かな感じがします。
今日は予報に反して曇り空のスタートでしたが、ふと気がつくと日が差し始め同時に雨も降っていました。どうやら低いところにあった薄い雨雲が雨を降らし、水分が雨となって地上に降りて、雲は徐々に消えつつ、その上に広がっていた蒼い空が姿を現したといった感じでしょうか。日差しのなかで、雨粒がきらきら光りながら落ちてくるさまは、眼に残像が残り、まるで銀糸が林に降りかかっているかのようでした。野鳥が嬉々としてその糸の中を飛び回っています。もしやまた雨氷?と慌てて温度計を見たら、零度をはるかに上回り、そのの心配は徒労に終わりました。春の雨は大地の恵み、落ち葉の下に隠れている春一番の野草が喜んでいるでしょう。

追分公民館たより「やまぼうし」の初春号が出ました。「わが家のペット」のコーナーは亀田やさんの猫達。ここはベル公の実家です。記事を読んでびっくり、ベルの母親である白猫「ミルク」が最近亡くなったとのこと。店同志はごく近所ながら、冬の間は歩いて帰宅する回数も減り、帰り道の井戸端会議も最近ご無沙汰していました。そこで早速今日夕方寄って見ると、昨夏からの体調不良がひどくなり、二月に亡くなったとのこと。15歳でした。最後は人間で言うところのアルツハイマー的な症状が出ていたらしく、すごい食欲だったとのこと。ミルクと同腹のカフェオレ(ベルにとっておばさん猫)が残されて、所在無く寝てばかり。一方、新入りのココア(黒猫)はまだ若いので出歩いてばかりだとか。ミホちゃんは追分は猫が多い村だけど、猿なんかが多いよりもずっと「まし」と猫座らしい一言を。確かに。基本的に猫は手がかからないけれど、ミルクのように晩年には介護が必要になることもあるのだなあ。ベルは見かけはまるで親とは違うのですが、性格は似ています。老後の生活態度が遺伝はしないことを期待・・・。ベルは今年13歳です。

■ベルとその仲間たち

なつかしの牛君と(東京)            モグラ殿と
 
外猫:きつね君                 亀田や:ココア嬢