otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

一気にたくさん!

昨日はよく降りました。しかも寒くて、風もありました。追分区新聞「やまぼうし」の会議に「柊」さんへでかけ、終わってから歩いて10分ほどの追分駅前郵便局まで行くだけで凍えてしまって、健康のために歩くからと言い放っていたというのに、「迎えに来てくれ」コールを番頭にかけてしまいました。こういう日に限って携帯電話を持たずに外出してしまい、駅に公衆電話があってよかった!です。寒さには慣れているのですが、冷たい雨と強い風には不慣れで震え上がり、一日一万歩計画をさっさと中止して車中の人に。
三月どころか二月並だったとか。大雨が雪にでも変わったらどうしようかと、少々不安でしたが、一夜明けてみたら快晴。紫色の浅間山が朝からくっきり見えました。
そして気温がぐんぐん上がり、なんと今日は7月並み!の気温でした。我が目を疑いましたが、温度計は20のメモリを超えていました。寒いのに慣れている追分人は、生ぬるさが気持ち悪くさえ感じてしまいました。番頭も相変わらず毛糸の帽子にダウンを着て、私もフリースを着込んでいる始末。油断ならないのが山の天気だからです。案の定、長くはもたず、午後三時あたりから雲が垂れ込めて来ました。それでも浅間山はちゃんと見えていたので、雲が低く見えても1500m上空(約2500m−標高1000m)の話ですが。太陽が見えなくなっても生あったかい一日でした。
暖かさに誘われて一気にカタクリが開花。数日前にひとつ咲き、次の日に二つ目が開いていたのですが、今日は一気に開花しました。ダンコウバイの花もついに開ききって、黄色いぽんぽんが春のチアガールと言ったところです。
地面付近には新顔がいろいろ姿を見せています。蓬やスミレ、水仙が小さな緑の葉を落ち葉の下で準備しています。住む人のいない別荘地にぽつんとたった一輪のクロッカスが咲いていました。

枝の先でも落葉松やウグイスカグラで芽吹きの準備が進んでいます。四月も半ば、晩生のこの地にもあと二週間位で一気に春が押し寄せるはずです。桜前線はどこまで日本列島を北上しているのでしょうか?ここはまだなんですが・・・。

さて今週末は、今シーズン最初のイベントデー『境内アートx苗市』in 小布施です。小布施に出張しますが、店の営業は通常通りです。あてにはなりませんが今のところ天気は一応なんとかなりそうです。昨年同様北軽井沢の「麦小舎」さんとコラボレーションで、アートスペースにブック・カフェを出店します。チーム麦さんは、今年は食べ物も準備している由、どうぞお楽しみに。このイベントは原っぱでは大々的なクラフト・フェアがあり、境内では前衛的なものからさまざまなアートがあり、参道では苗市と骨董市ありと盛りだくさんで実に楽しい空間です。去年初めて参加しましたが、実物大の白い張子の牛をキャンバスに見立てて塗ったくったり、お茶室が出現したり、クラフトエリアにはお店も一杯あり、我々も出店者なのですが、売ることもさることながら、見て歩くのを楽しんでしまいました。一方、玄照寺に見える方々の本に対する関心は高く、そのうえ売り上げもあって、嬉しい一日でした。我々にしては一年でもっとも早起きをしなくてはならず、そのうえ屋外で本を扱うのは、天候に恵まれることが必須条件ですが、ここでの新しい出会いは楽しみで、今年も先週から擬似本棚を作って準備中です。さてさて今年はどんな『境内アートx苗市』in 小布施になるでしょう?
さらに今年は昨夏オープンした小布施の図書館:まちとしょテラソが中心となって、ここで「一箱古本市」が行われるのです。本屋も古本屋もなかった町に、少しずつ「本」が居場所を見つけようとしています。
小布施にちかい方、よろしかったら遊びに来てくださいね。
 →http://www.obuse-acf.com/


昨年の様子