otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

森のまちでの暮らし

otobokecat2010-06-17

おかげさまで今年の地蔵堂マルシェは、晴天に恵まれて、二日間フルに活動できました。沢山の方にご来場いただき、有難うございました。
今回始めて導入したクーポンですが、二日とも早々に売り切れてしまい、午後ゆったりと来られた方にはチャンスが無くて申し訳ありませんでした。クーポンの売り上げは宣伝費や会場費、駐車場確保代などに使われたとの会計報告が律儀にちゃんとでています。今までは麦小舎さんの持ち出しになっていたわけで、こういうイベントの経営はボランティア的要素がどうしても必要になるとはいえ、企画者である麦小舎さんのお二人の行動力にはひたすら感謝感謝です。
他の店と違って、当店はマルシェで売り切るというわけには行かないので、イベントの後は引き上げた荷物の片付けもありますが、今回のように晴天下でできるとその作業もだいぶ楽です。翌日の月曜はいかにも入梅という空模様で、ぎりぎりセーフだったなぁとしみじみ。しかし、月曜に東京の市場に出かける元気は無くて、雨音を聞きながら残務整理などをして過ごしました。深夜はサッカー観戦もあったため、翌火曜日もなんだか短くて。冬季五輪とワールドカップ開催の年は、時間が過ぎるのが慌しいですな。
水曜は、ストレッチに行って、永楽屋ガーデン岡田さんと打ち合わせ兼昼食会を近くのブラジル料理店「かじーにぁ」さんで。その後注文本の発送作業をしてから、飲食店組合の寄り合いと、盛りだくさんの水曜日でした。
ブラジル料理、美味しかったです。やしの芽、豆、ジャガイモなど野菜が沢山使われていました。上田にブラジル食材が手に入る店があるのだとか。それにしても昨今この辺鄙な追分近辺に居ながらにして、本格的な飲食店が楽しめるようになって、これはちょっと驚きです。(以下敬称略)

  • ギャラリー喫茶 ごんざ(追分宿の老舗的存在)
  • 日本料理 山桜
  • 蕎麦 ささくら
  • ロッコ料理 カフェ・ドゥ・モロッコ
  • ピザ ピッツァ・クエーラ
  • ジャズ喫茶 だーちゃ
  • フレンチ ゆう木
  • ブラジル料理 かじーにゃ (行った順)

それ以外にもユニークな店が多々あります。料理だけでなく、窓の外の素敵な景色や、調度品、音楽なども楽しめる店が多いのが特徴です。「場」もまたご馳走ということでしょうか。


あたりの自然はもう刻々と移り変わっています。うっかりしているとブログに載せずじまい(汗)。今目立つ花は、あやめ。特に1000m林道の北側の草原では、例年になくあやめが沢山咲いています。林ではニセアカシアの白い花房が満開です。草むらではウグイスカグラが赤い実をつけています。
実といえば、桑も実が赤くなってきていますが、こちらは赤黒くなったら完熟です。今問題になっているラクーン(アライグマ)等の野生動物は桑の実が好物なので、庭に桑や木苺がある人は、ラクーン、クマ、猿に食べられない前に人間が収穫して、ジャムでも作ってくださいと「広報かるいざわ6月号」にちゃんと書いてあります。間接的な餌付けとならないように、野生動物を人家に呼び寄せない工夫が必要というわけです。
庭に植えたブルーベリーが今年初めて花をつけました。実がなるのが楽しみですが、これもまた動物と争奪戦かな。山の植林が松ばかりではいけないというのも、野生動物との共存には必要な配慮です。森の中で暮らすには、それなりの工夫が要ります。

店にも夏に向かって、新たな動きが多々あります。順次発表していきますので、お楽しみに!

【予告その1】
念願がかなって、旧軽井沢で夏の店を出していた草木染め「草木屋」さんの染物雑貨を、今後当店で少し置かせていただくことになりました。

  • 販売開始:6月24日(木)より
  • 栞、小さい敷物(植物柄、猫柄、蝶柄、浅間山)、一重のバックなど