otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

みどりの球

連日の雨も一休みだった今日は、第二回園芸教室がありました。今日のテーマは水辺の植物。水辺が恋しくなる夏に向かってぴったり。

水生生物の群落には豊富なプランクトンが生育して、それを餌にする魚、昆虫から始まって食物連鎖が存在して両生類、鳥類が集まり、水生植物がそれらの生物に隠れ家や産卵場所を提供するので、非常に豊かな自然をはぐくんでいるのだそうです。
人もまた、水辺から多くの恵みを得ていますし、陸と水の端境地は生態系の循環モデル地区ともいえます。今流行のハイブリッドというわけです。
座学の後の実習では、苔玉を作りましたが、中に入る植物に水辺の植物を使用しました。今まで苔玉は自己流で作ったことが数回ありますが、水辺の植物を使ったのも初めてなら、今回のように多種を盛り込んだ「大玉」に仕立てたのは初の試みでした。

アケボノアシ、ミソハギ、ミニシペラスをメインに、涼しげなシラサギカヤツリを入れて、オウゴンコバギボウシとウラベニダイモンジソウを低い位置のアクセントにした、なんとも欲張った6種類の植物の大盛りで、もはや苔玉というより苔球【苔ボール】。小玉スイカ並み大きさの作品となり、片手で持つと重くて、糸を巻くのも大仕事となりました。岡田さんには「ワイルドな」と形容されてしまいましたヨ。


ケト土を捏ねる作業は、まるでパンの生地つくりのようでした。ひび割れないようにしっかりこねます。苔はケト土で作った玉に貼り付けていき、園芸というより工作に近い作業でした。雨上がりの青空の元でなかなか楽しい実習でしたが、作業中の写真が無いのは、手が泥んこでカメラが持てなかったからです。
あいにく受講人数が少ないのがもったいなかった?ですが、永楽屋ガーデンサンに相談されると個別でも教えていただけるとのこと、是非お気に入りの植物を選んであなた好みの湿原を作ってみてください。世話もとっても楽です。

本日の講座内容は「永楽屋ガーデン」さんのブログに詳しく書かれてあります。リンク→からどうぞ。写真もとてもきれいです。

今日は閉店後にもう一仕事。
いよいよ今週の木曜【8日】から鉄道写真家:真島満秀作品展が始まりますので、その準備のためにブックカフェを大改造が始まりました。本棚の本を出し、縛って二階へ運び上げ本棚を空け移動、空いた空間にパネル建て師Uサン(メロジ・ライブラリー)により地下にしまってあったパネルと柱が半年振りに運び出されて、組み立てられました。

■撤収前のブックカフェ(7/4)
一方チームマシマの皆さんも大型写真を運び込みと、設営方法の相談にみえ、いよいよ中三日で会場つくりです。

本格的な写真を間近で見る、またとないチャンスです。鉄道ファンもソウでない方も是非お出かけ下さい。

□■ 本屋の中の写真展 ■□
「鉄道回廊」〜真島満秀の世界

時刻表の表紙の写真でお馴染みの故真島満秀氏の写真展

昨年急逝した鉄道写真家:真島満秀氏が活動拠点として暮らした軽井沢町追分で写真展を開けることになりました。単なる鉄道写真ではない、情感溢れる真島氏の鉄道写真を、多くの方に見ていただきたいと思います。

  • ■2010年7月8日(木)〜19日(月・祝)期間中無休
  • ■12:00〜17:00(最終日は16:00まで)
  • ■場所:古書追分コロニー 内 【堀辰雄文学記念館斜め前】

 北佐久郡軽井沢町追分612 電話:0267−46−8088(開店時間内)

  • P:5台可
  • ■料金:無料