otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

後半戦の笛か太鼓か

otobokecat2010-08-16

■Aさん丹精のジャガイモとかぼちゃをいただきました。ご主人が病気から復活された後に二人で作った畑の実りです。噴かして食べたらホクホクで美味しい!こと。収穫がAさん夫妻にとって復活祭ですね。
毎晩、浅間神社より盆踊りの拍子の太鼓の音が10時頃まで聞こえてきます。スピーカーの設置場所のせいか不思議と音頭は聞こえてきません。「とんとんとん、ととんことん♪」という太鼓の音が繰り返し繰り返し・・・林の向こうから聞こえます。神社では、追分区の各部の方々が毎晩奮闘しているはずです。馬子唄道中、盆踊り、キノコ祭りなど区の行事に地元民の働きがあって開催できるということを、区民になるまでしりませんでした。商店街のようなものがない場所で、行事をするのは本当に大変です。しかも今は仕事も繁忙期の最中。別荘滞在の方も、住民で区民になっていない方も、そのあたりのことについてはご理解のほどお願いします。

■園芸教室で作った苔玉の中心のミソハギが咲きました!

帰省していた少年Rが、東京へ戻っていったとたん、皮肉なもので都会の暑さがぶり返しました。それにしても15日(日曜)の日本全国の交通機関の混みようは相当なものでした。JRなどの割引が盆暮れには使えないというのに、なぜ高速道路料金について通常の週末千円割り引きなんだか、解せません。(軽井沢で夏休み中の総理大臣も、今日から仕事始めということは、菅さんも、お付きの車も割引料金で東京へ帰ったんでしょうか? VIPはダブルでどうぞ!)
混雑緩和、お盆に集中緩和の政策を採るとか何とかありましたが、せめて7月中ごろから、8月一杯は休む人は高く、暑い中働く人には安く高速道が使えるようにならないものでしょうか??
今まで何度もぶつぶつと言っていますが、通常、仕事で車を使う場合、一人が一台に乗っていますが、休暇中はたいてい複数です。一方、電車、バスを利用すると一人づつ運賃・料金を払います。公共交通機関を使うことを奨励するなら、現状では車に乗っていったほうが安いばかりか、週末は高速道の値段も極端に安く、どうしてもそちらを使います。これではどうもつじつまが合いません。
このとばっちりは「軽井沢」にもろに出ているように思います。避暑地返上の気温や、リゾートとしての魅力の低下もあるかもしれませんが、東京からわずか二時間という本来魅力的だった立地が、高速道の混雑により、気楽に来られなくなってしまっています。
大切な休日の時間、資源、環境問題についても、渋滞を引き起こすほどの混雑は、何一つ良いことはありません。
私見ですが、休日の高速道路料金は、高くこそすれ、安くする必要はありません!宿泊施設だって週末や連休の料金は高く設定されています。むしろ夏の間だけでもお盆の期間以外の平日の高速道をもっと使いやすくすれば、安く上げたい人はいろいろ工夫するでしょう。
この夏の人出があまり芳しくないと、あちこちの商店や宿泊施設で聞きます。個々の努力の必要も勿論あるでしょうが、地域全体が落ち込む傾向にあるならば、何らかの手を打たなくてはなりません。
そしてこの沈みは決してここだけの問題ではない様に思います。

8月の半ばをすぎて、いよいよ後半戦へ。実は大学関係の方も多いので、軽井沢のシーズンは9月になっても続きます。少しずつ風が爽やかになってきて、虫の音も高らかになるし。
どうぞ晩夏の高原にお越し下さい。野菜や果物もいままさに美味しいですよ。
私は店があるので伺えませんでしたが、追分の「平岡篤頼文庫」一周年記念行事が昨日あり、根本昌夫さんと角田光代さんの対談でしたが、コロニーに遊びに来てくださった「たけうま文庫」さんが帰りのしなの鉄道で角田さんと一緒だったとか。電車は混雑時の強い味方です。軽井沢⇔信濃追分 230円 所要時間は9分です。いまや追分駅には、きれいなトイレも有ります。
追分駅前の浅間がよく見える澤地では、今、クサフジアカツメクサが盛りです。なぜかハーブのコンフリーも咲いています。写真を撮っていると草むらからさまざまな虫の音が聞こえてきます。嗚呼、晩夏なり。ここがススキが原になるまで、あと二ヶ月です。